そのため大手旅行代理店のHPを確認すると、現時点での宿泊料金は1泊2名で4万〜8万円台。2泊したのならば8万〜16万円以上、さらにお正月のハイシーズンとなればそれ以上になるかもしれない。さすがは“四つ星”の高級旅館だ。

 そんな旅館Aに話を聞くと、「はい、それ(蓮舫氏が宿泊したのは)は間違いありません。蓮舫さんは、お母さまの代からいらしています」と、箱根の宿に泊まったことは間違いなさそう。

沿道でずっと応援はしていない

 では、沿道に出て観戦したことについてはどうか。

「(旅館を出る時に)ご挨拶はしますから、少しだけ出られたと思います。こちら(A前の沿道)でずっと応援するという形はとっておられません。

 昔は多くの方が(旅館近くの沿道に立って)観戦していましたが、今はテレビカメラも新しい道路に移りましたし、この近辺で観戦される方はめっきり少なくなりました。(応援に)いらっしゃるのは常連の方ばかりですし、なので(密になることは)ありませんね」(A担当者)

 確かに蓮舫氏が釈明したように、“ソーシャルディスタンス”を保っての応援ではあったのだろう。とはいえ、「そういう問題ではありませんよ」と苦笑いするのは前出の全国紙記者。

「感染対策をしたかどうかが問題ではなく、国民は長らく自粛を求められてきたのに、その代表である国会議員の蓮舫さんが守らなかったことが問題ですよ。もちろん、何がなんでも自粛とは思いませんが、今回の駅伝に限っては主催側から求められていたこと。

 高級旅館に泊まること自体は私財ならば何ら問題ありませんが、母校の応援だからと意気揚々とツイッターにアップしてしまったのは、国民感情とのズレを指摘されても仕方がありませんよ」

 箱根駅伝を主催した関東学生陸上競技連盟の発表によると、沿道で選手らを応援した観客は約60万人で、昨年の大会から3倍以上に増えたという。その中の1人に蓮舫氏も入ってしまったようだ。