人の心を変えるのはすごく大変

 LGBTQがテーマの今作。小関は、「“それぞれが持っている孤独”が、奥にあるテーマなんじゃないかと思うようになった」と語る。

小関性別だけじゃなく、コンプレックスとか引け目に感じていること、人から言われて傷ついたこと。重い軽いはあるにしろ、全世界の誰もが孤独を持っていると思うんです。もちろん僕自身も。なので、誰かの孤独に寄り添えるような作品になったらいいなと思っています

 また、過去にLGBTQがテーマの別作品を経験している平間は、「人の心を変えるのはすごく大変というのはわかっているので、一回考えて覚悟を決めて、この役を受けた」と。

平間壮一(31) 撮影/高梨俊浩 スタイリング/吉本知嗣 ヘアメイク/Emiy(エミー)
平間壮一(31) 撮影/高梨俊浩 スタイリング/吉本知嗣 ヘアメイク/Emiy(エミー)
【写真】ミュージカルにて“男娼”を演じる予定のイケメン俳優・小関裕太(26)

平間僕も今、“自由になりたい”とか“縛られたくない”という気持ちがあって。“人間であればいいんじゃないか”みたいな、そんなところがちょっとでも伝わればいいなと思っています。

 あと、LGBTQに限らず“人に悪いことをするのはよくないよね”“人のことを考えようね”という至極単純で大事なことを感じてもらえたら

 公演は冬本番の2月。2人とも「冬、好きです!」と口をそろえる。

小関「やっぱり冬は、鍋をしたくなりますよね」

平間「この間、鍋の素を使わずに自分でスープから作ったよ。中華スープの素やしょうゆで味付けして、野菜をバーっと入れて。おいしかった!」

小関「僕、まだそこまではできないや。素を使っちゃいます。最近、よく作っているのはあごだし系。そこに海鮮を入れるとすっごくおいしいんですよ!」

平間「ああ、わかる。白身魚、最強だな!」

 鍋でも意気投合の名コンビ、寒さも吹き飛ばす2人の熱演を期待しよう!

●今年やりたいことは?

小関僕は“役”と向き合う年にしたいなと。去年は写真や司会、音楽などに向き合うとか、そういうことを意識して過ごしたんですけど、最近、“もう一歩、役に近づいて演じたいな”という思いが増してきて。演じる“役”だけじゃなく、現場での役目や役割など、いろんな“役”と向き合いたいです

平間もっと絵を描きたいです! 最近はiPadなどに描くことが多くて、紙など実際にある物に描くことをやっていなかったので、今年の目標にしたいなと。タトゥーの絵柄、中でもトラディショナルスタイルという昔ながらの絵柄が好きで、よく参考にしています。何か形になれば、なおいいな

●ミュージカル『The View Upstairs -君が見た、あの日-』

【東京公演】
日程: 2月1日(火)~2月13日(日)
会場:日本青年館ホール

【大阪公演】
日程: 2月24日(木)~2月27日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール