小柄なメンバーが放つオーラで印象的なグループが、Hey! Say! JUMPだ。

「エースの山田涼介が164センチ、有岡大貴が164.5センチ、そして知念侑李は159センチです。彼らにいたってはそのサイズ感が魅力のひとつとして、アラサーの今も変わらず愛され続けています」

A.B.C-Zの河合郁人サバ読告白

今ドキの丸眼鏡にオシャレな山田涼介(左)と母親(右)は店内でも目立っていた('15年)
今ドキの丸眼鏡にオシャレな山田涼介(左)と母親(右)は店内でも目立っていた('15年)
【写真あり】Hey! Say! JUMPの山田涼介、小柄な母親とペアルックでお買い物

 JUMP以降のデビュー組では、北山宏光(Kis-My-Ft2)、松島聡(Sexy Zone)、五関晃一、塚田僚一(A.B.C-Z)、岸優太(King & Prince)、佐久間大介(Snow Man)、昨年デビューのなにわ男子は、西畑大吾、大西流星、長尾謙杜、藤原丈一郎、大橋和也、7人中5人が170センチ以下だという。

 さらに20日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)のMCとして出演したA.B.C-Zの河合郁人が、この問題を取り上げぶっちゃけ発言をした。

「僕はすごいショックを受けました。プロフィール170なんですけど、実際は168なんですよ」

 と、身長のサバ読みを告白をし、同席していた泉谷しげるは「俺もそうだよ、人権ねーわ」と発言して話題になった。

 ジャニーズだけ見てもアンダー170のイケメンはこんなにも存在する。むしろ低身長のほうが輝くのではないかとすら思えてきそうだ。

 ちなみに俳優陣では、神木隆之介や小池徹平あたりの可愛い雰囲気を持った役者や、山田孝之や仲野太賀あたりもそう。アーティストでも星野源、藤井フミヤ、西川貴教、ISSA、それからHYDEらが170センチ以下。アスリートも、体操の内村航平や白井健三、フィギュアスケートの高橋大輔など世界で活躍した面々、そして北京五輪で金メダルを獲得し、日本中を沸かせたスノーボードの平野歩夢も165センチの大ヒーローだ。

「昭和の中ごろまでは、王子様的な憧れの男子というのは、それこそ少女漫画の世界の180センチ以上あって、8頭身で足も超長い、そんなイメージでした。ジャニーズの過去を見ても、郷ひろみや川崎麻世、田原俊彦なんかはそういう雰囲気がありましたよね」(同前)

 と語る。また時代背景として女性の社会的地位が向上し、男性のことを“小柄=かわいい”と思う余裕も生まれ、男性に対し“守ってあげたい”と魅力を抱くようになったのではと分析する。長身の王子様系だけでなく、21世紀に入って多様化の時代になると好みの男性像も広がっていったということだ。

「K-POPに若手俳優や好きなお笑い芸人など、かっこいいとされる像が細分化されたことで、体形や顔立ちだけでなくさまざまな『かっこいい』が存在する世の中になりました。今回の不適切発言をしたプロゲーマーも、あくまでも“自分の好み”としてだったと謝罪していました。個人的な好みを話すのは何の問題もなかったはずですが、言い方が完全にアウトだったということですね」(同前)

 モテる男の必須条件だった「3高(高学歴・高身長・高収入)」から、いち早く“離脱”したのは高身長だと言っても過言ではない。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉