目次
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ー 「天皇の料理番 トリビュートランチ」 よく切れるステーキナイフに感動!
Page 2
ー 越前打刃物、「共同工房」を一望
Page 3
ー 駅周辺で、ご当地そばを食べ歩き!

 富山・石川・福井の三県を巡る北陸旅。【富山編】 【石川編】に続いて、ラストは“もの作り”に感動した【福井編】!

福井県編

「天皇の料理番 トリビュートランチ」 よく切れるステーキナイフに感動!

「天皇の料理番トリビュートランチ」。秋山氏が洋食づくりに目覚めたきっかけになったのが「ヒレカツ」だったとか 撮影/山田智絵
「天皇の料理番トリビュートランチ」。秋山氏が洋食づくりに目覚めたきっかけになったのが「ヒレカツ」だったとか 撮影/山田智絵

 北陸3県目、福井県に突入。かつて「天皇の料理番」だった秋山徳蔵氏の出身地ということで、その偉業を称えていこうと越前市では『秋山徳蔵トリビュートセレクション』を実施。その一環として、料亭『おりょうり京町 萬谷』では、秋山氏の一番弟子である谷部金次郎氏が監修した「天皇の料理番 トリビュートランチ」をいただける。

 秋山氏のレシピを参考にしたというヒレカツは、天皇も召し上がったと言われており、トリュフを混ぜた香ばしい衣をまとったこだわりの一品。ほかにも、合鴨ロースに鯖の昆布巻き、越前具だくさんがんもどきに煮さば寿司など、地元の食材をふんだんに使った料理が。

 また、料理だけでなく、注目したいのは越前焼の食器や越前打刃物のカトラリー、越前和紙のランチョンマットなど、食事とともにテーブルに並ぶ伝統工芸の数々。

一時は予約4〜5年待ちだったというカトラリー 撮影/山田智絵
一時は予約4〜5年待ちだったというカトラリー 撮影/山田智絵

 中でも龍泉刃物のステーキナイフは、2013年の国際ボキューズ・ドール(世界最高峰の料理コンクール)で日本代表チームによって採用され、その切れ味に驚いた審査員の半数以上が「お持ち帰り」をしたとか。

力を入れなくても、びっくりするくらいよく切れる……! 撮影/山田智絵
力を入れなくても、びっくりするくらいよく切れる……! 撮影/山田智絵

 一時は予約で4〜5年待ち状態に。残念ながら今は予約の受付を停止しているとのことだが、トリビュートランチではそんなナイフの切れ味も体感できる。

「天皇の料理番トリビュートランチ」をいただいた「おりょうり京町萬谷」 撮影/山田智絵
「天皇の料理番トリビュートランチ」をいただいた「おりょうり京町萬谷」 撮影/山田智絵

『おりょうり京町 萬谷』
電話:0778-21-0080
住所:越前市京町3-1-3
アクセス:JR武生駅から徒歩約10分