そんなAさんは、5年前からしんいちを熱心に売り込みしていたと制作会社関係者は語る。
「フジ系『さんまのお笑い向上委員会』の“モニター横芸人”として、しんいちさんが2017年から出るようになったんです。モニター横芸人はあくまで収録を勉強のために見学に来たという設定のためノーギャラ。そこから平野ノラさんやサンシャイン池崎さんなどがブレイクするなど若手芸人にとってはチャンスではありますが、彼女はノーギャラにも関わらず時間の許す限り収録にも立ち会って、熱心にスタッフに売り込みを続けていた。あそこまでやるマネージャーはなかなかいませんよ」
躍進するグレープカンパニー芸人
大会直前に放送された『R-1直前!霜降り明星の今年のファイナリストは正直エグいよSP』でも、Aさんに感謝の気持ちを述べていたしんいち。
「『M-1グランプリ』でも、最近はグレープカンパニー所属のカミナリや東京ホテイソン、ランジャタイが決勝に進むなど賞レースのファイナリストを次々に輩出しているため、同事務所には所属希望者が殺到しているといいます。
それでも所属タレントは40組ほどとそう多くないのは、“多く抱えすぎると、1組1組に目が行き届かないから”なのだそう。Aさんを筆頭に、マネージャーたちが所属タレントに愛情を注いでいるからこそ、次々ブレイク芸人が生まれるのでしょう」(前出・テレビ局関係者)
優勝者会見では「グレープカンパニーに1円でも多くお金を落としたい」と抱負を語ったしんいち。“事務所のこと好き〜”な気持ちがあれば、その思いは叶えられそうだ。