これらの質問事項はテレビ局と新聞社が事前に宮内庁を経由して愛子さまの手元にわたっており、会見当日までご本人が熟考なさるもの。愛子さまにとって初めての記者会見ということで注目度が高まっていたが、その中でも関係者の間でいちばんの注目を集めていたのは、最後の質問だったーー。
「笑顔になれる関係が理想です」
「事前に用意された最後の質問である5問目は、ご自身の結婚観や理想のパートナー像を問うものでした。これは成年会見において毎回聞かれる定番の質問なのですが、この後に“小室眞子さんの結婚の経緯をどのように受け止められているか”とも問われたのです」(前出・宮内庁関係者)
2018年2月から3年半の婚約延期を経た昨年の10月末、小室圭さんと結婚された眞子さんは現在、アメリカのNY州で幸せな生活を送っている。以前まで、愛子さまと眞子さんは赤坂御用地内にあるそれぞれのお住まいに暮らしていたこともあり、普段から交流が深く、愛子さまにとって眞子さんは“姉”のような存在だったという。
特別で大切な存在である眞子さんが直面した結婚問題に、愛子さまがどのようにお考えになっているのか、そのご回答に集まっていたのだがーー。
「眞子さんの結婚の経緯につきましては、朝見の儀や納采の儀などの儀式を行わない運びとなったのは、天皇陛下や秋篠宮皇嗣殿下のご判断によるものと伺っておりますので、私から発言することは控えさせていただきたいと思います」
と、結婚に関するご自身の思いを語ることは避けられた。続けて、
「眞子さんは10歳年上でございますので、物心ついたときには、すでに頼りになるお姉さまのような存在で、周りを見渡し、自ら率先して手伝いされる姿が特に印象に残っています。
また、私が生まれた当初から、同じ敷地内に住んでいらっしゃいましたので、赤坂のお庭で一緒に遊んでいただいたことや、折に触れて楽しくお話をさせていただいたり、ゲームで盛り上がったりしたことは、私の眞子さんとの大切な思い出です。幼いころから、いつも変わらず明るく優しく接していただいたことをありがたく思うとともに、いとことして末永いお幸せをお祈りしております」
思い出を想起されながら、眞子さんの幸せを願われた愛子さま。理想のパートナー像については、
「理想のお相手については、特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれる関係が理想的ではないかと考えております」
と明かされた。基本的に最後まで手元にある紙を見ずに回答され、立派に成年会見を終えられた愛子さま。今後は成年皇族として、より一層の活躍を期待したい。