「撮影ぜっこうちょ!」
銀世界を背景に声を張るのは、4月11日からスタートする月9ドラマ『元彼の遺言状』(フジテレビ系)で、綾瀬はるかとタッグを組む大泉洋。
撮影期間中に誕生日を迎えた綾瀬をキャスト・スタッフ一同で祝うなど、現場からは和気あいあいとした様子が伝わってくる。しかし、その制作局であるフジテレビからは不穏な声が……。
「フジテレビは昨年、満50歳以上、勤続10年以上の社員を対象にした早期退職者を募集しました。会社は応募者数を公表していませんが、予想以上の数字だったといいます」(フジテレビ関係者、以下同)
『ネクストキャリア支援希望退職制度』と呼ばれるこの募集は、次のキャリアのための優遇措置があり、通常の退職金に加え“特別優遇加算金”が支給される。その額は50歳で1億円とも。
「『めざましテレビ』などニュース番組を担当した野島卓さん、『スーパー競馬』のメイン司会で活躍した福原直英さんなど、会社を長年支えた方々も今回の制度に応募しました」
3月31日。年度の最終日となったこの日、結果的に総勢100人超の社員が会社を去った。退職者リストにはある女性社員の名前も……。
「大泉洋さんの妻である中島久美子さんも早期退職者制度で退職しました。中島さんは1992年入社で現在52歳。編成制作局に所属し、ドラマプロデューサーとして数多くのドラマを手がけてきましたが、大泉さんと結婚した影響なのかその後、ドラマ制作の現場を離れています」
妻の退社で現実味帯びる“夫婦共演”
中島氏は今後、どのようなビジョンを描いているのだろうか。'10年に彼女は母校の信州大学に寄せたインタビューで次のように語っている。
《今後はメディアが多様化しますので、CSやBS、携帯の動画などで地上波で出来ないことをやってみたいと思います。マニアックで趣味性の高いものをやってみたい》
大泉は、学生演劇からキャリアをスタート。ローカル局での放送ながら全国的に知られる番組となった『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)のヒットを経て、世間に知られるトップ俳優となった。
「2年連続となった紅白の司会に加え、今話題のNHK大河『鎌倉殿の13人』での源頼朝役など、大きな仕事を数多くこなしています。ただ、大泉さんはステップアップに貪欲な人。さらなる飛躍を狙って夫婦でコンテンツ作りに挑戦、なんてことも現実味を帯びてきそうです」(スポーツ紙記者)
中島氏の早期退職についてフジテレビに問い合わせたところ、
「個別の社員の去就についてはお答えしておりません」
との回答だった。
テレビ業界でキャリアを積んだ人物が、資金力のある配信業界で活躍するのは珍しいことではない。『ロス:タイム:ライフ』以来、14年ぶりの“夫婦共演”もありうる!?