「ネット社会のさらなる発達によって、“SNSからの特定”も増えていると思います」とは、ネットトラブルに詳しいITライター。たしかに静香をはじめ、CocomiKoki,、木村までもがインスタグラムを活用して日々の生活を発信している一家だが、それがどんな影響を及ぼしているのか。

完成当時は10億円御殿とも言われた、木村拓哉の自宅
完成当時は10億円御殿とも言われた、木村拓哉の自宅
【写真】“不法侵入”事件が起きた木村の自宅、愛犬を散歩させるオフショット

「木村さんたちのインスタをお見受けしたところ、自宅や近所を思わせる背景が写り込んだ画像が多々あります。特にコロナ禍において、“今日のファッション”や犬の散歩シーンなどの身近な生活を投稿していたことでしょう。これでは“彼、彼女ら”にヒントを与えているようなもの」(同・ITライター)

 地名や地域がわかる表記が写り込むのは論外ではあるが、特徴的な外壁や路地、また近所にあるお店や公園、公共施設なども特定につながる可能性があるという。

SNS画像から自宅を特定するストーカー

 2019年には、アイドル女性の自宅に侵入して危害を加えた“ストーカー”が逮捕された。犯人が被害者宅を特定した手口というのが、彼女自身がSNSに投稿した顔写真の瞳に反射する景色を元に辿ったという驚きのもの。

「いわゆる“デジタルストーカー”です。もちろん、木村さん宅への不法侵入がその手口だとは断定できませんし、悪いのは間違いなく当該女性です。でも、インスタに夢中になるほどに、不利益な情報をネットに拡散させるリスクは高まり、画像投稿に抵抗感をあまり感じない若者世代は知らずうちに、SNSを通じて犯罪に巻き込まれる恐れもあります。

 今1度、身近なプライベートに関する画像を見直し、それでも必要な投稿ならばモザイク処理などの加工をする。子どもを守るためにも、それを教えるのはご両親の役目だと思います」(同・ITライター)

 親がSNSに夢中になる前に、か。