昭和の名曲が放送できない
特に放送内容において、近年は視聴者やネットユーザーからの“監視”の目が厳しく向けられがちなテレビ局。『関白宣言』や『セーラー服を脱がさないで』のような、モラハラ・セクハラとも捉えかねない、炎上しかねない歌を放送することは問題ないと言えるのだろうか。
「各局にはリスク管理、コンプライアンス委員会などの機関も設置されていて、特に差別的な内容や表現の有無に関しては厳しくチェック、指導が入っているそうです。ただ、昔の歌の歌詞で炎上するとは思いもしないでしょうし、そこ(放送するの)は制作現場の判断になっていると思います。
ただ、ネットの声に敏感になっている局も多く、たとえ少数でも批判の声に火がつけば大炎上する恐れもあり、大切なスポンサーに迷惑がかかることも。もしかしたら今後、取り残されたような昭和の名曲が放送できない時代が来るかもしれません」(佐々木氏)
時代を超えて愛される名曲といえども、時代の流れには逆らえないのか。