謝罪したいと言いながらも弁解に終始
明らかになった上西監督の“ひとくず”な振る舞いの数々。真相を確かめるべく、5月上旬、本人を直撃した。
─役者さんに宮古島までの往復航空券や滞在費などをすべて負担させた?
「それはないと思います。全員にお支払いしたはずですから。誰のことですか?」
否定しつつも、苛立った様子で“告発者”が誰なのか執拗に聞いてきた。
─その方は現場で解散と言われ、空港まで1時間歩いて帰ったそうですが……。
「ああ、わかりました。そうだったかな……もし、事実でしたら、それは申し訳なかったです。もしそうだったとしたら、きちんとお支払いして謝罪もしたいです」
─元劇団員の女性に殴りかかろうとした?
「いや、それはありえないですよ。恫喝ではなく、“芝居がうまくないんだから”という感じだった気がします」
謝罪したいと言いながら、弁解に終始した。
「辞めていった人はみんな、僕を悪く言うんですよ。でも、残っている人は、僕のことを信用して頑張っているんです。ついてこれなかった人は悪く言う」
後日、改めて本人に質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。60分に及んだ“謝罪”は、その場しのぎの言葉だったのか。