運動部となれば、定期戦でのご活躍にも期待が集まりそうだが、前出の筑附OBは首を横に振る。
「学習院高等科にはバド部がないので、男子バドミントンは定期戦の種目外。残念ながら悠仁さまの腕前を拝見することは叶いません……。ですが、さすがに応援には参加されるでしょうね」
上皇さまから孫へのアドバイスとは
高校生活を謳歌する悠仁さまを、ご家族はどのように見守っておられるのか。
「学習院OB・OGが集う皇族方も当然、この定期戦を経験されました。高校時代に写真部に所属していた秋篠宮さまは、試合の撮影担当をされたとか。さらに、定期戦をきっかけとして、上皇さまの人生が“彩られた”という話まであります」(宮内庁OB)
上皇さまの高校時代、馬術部のチームメートとして切磋琢磨した明石元紹さん(88)は、こう語る。
「亡くなった人も多いですが、“附属戦”の対戦相手とはいまだに付き合いがあります」
そのきっかけとなったのが、東宮御所でのポロだった。
「大学以降は別々の道へ進んだものの、皇太子時代の上皇さまとは、休日によく馬術を楽しみました。ポロはチーム戦なので、その“共通言語”で対話できる“附属”出身の仲間によく声をかけたものです。彼らは東大や慶應、一橋に通っていました」(明石さん)
前出の宮内庁OBが語る。
「即位という重責を背負っていた上皇さまにとって、ご友人とのひと時はかけがえのないものだったと思います。定期戦を迎える悠仁さまに対し、上皇さまがアドバイスされるとしたら、“得るべきものは、勝利よりも絆”ということではないでしょうか」
悠仁さまの青春は、まだ始まったばかりだ─。