続く3位は、木村祐一(59)。

3位 木村祐一 173票

「怖い顔でブツブツ話していて聞きとりにくい」(61歳)、「威圧感があり、あまり画面で見たくない」(59歳)、「なびかない女性に冷凍鶏肉を投げつけたというエピソードを聞いてから受けつけない」(44歳)

 神無月さんは3位にランクインした理由をこう解説する。

「すでに芸人としての番組出演は少なく、かといって純粋に役者として見る分には“芸人出身”という恩恵を受けているという立ち位置が、視聴者に“納得のいかなさ”を与えている理由だと思います。

 あと、散々バラエティーで披露した“冷凍鶏肉投げつけ事件”などの印象がまだ根強いのかも、みんななかなか忘れてくれないので……」

 その鶏肉のエピソードを『人志松本のすべらない話』で話した千原ジュニア(48)が続いて4位にランクイン。

4位 千原ジュニア(千原兄弟)169票

「菅田将暉のドラマを壊した」(37歳)、「関西弁が抜けないし、どの役もハマらない」(40歳)

 どの役もハマらないのはそれだけ芸人としての力が強いという見方もできるが……。

 最後は、好きにランクインした原田泰造とトリオを組んでいる名倉潤(53)。

5位 名倉潤(ネプチューン)82票

「いつも目が笑っていない」(42歳)

 同トリオの原田とは対照的に「どの役にもなじまない」との声……。

 このランキングを見て神無月さんは、

「【好きな芸人役者】ランキングの1位から4位まではコント芸人が占めました。本業のコント自体に演技力が必須なので、芸人として花開くまでの修業期間はそのまま、役者としての修業期間として通用するのです。

 いきなりドラマという現場に放り込まれても、達者に演技ができてしまう“地肩の強さ”は昨日今日で生まれたものではない、無駄な苦労などないのかもしれません」

 明暗を分けたのは、TPOに応じられるかということ?

「今後も芸人役者は増え続けていくと思いますよ」

 としながら神無月さんが、今後を予想する。

NHKの『正直不動産』に出演しているシソンヌの長谷川さん、『しろめし修行僧』のハナコの岡部さんは引っ張りだこになる予感がします。あと、『カムカムエヴリバディ』で自然な演技を見せたおいでやす小田さんもバイプレーヤーになりそう」

 一方で『持続可能な恋ですか?』(TBS系)に出演中のゆりやんレトリィバァは今回のランキングで5位以内には入らなかったものの、「見ていられない」に名前が挙がった芸人のひとり。「ドラマを壊している!」との意見も多かったが……。

「ゆりやんはドラマのときは発声を直したほうがいいですね。あのキンキン声はドラマには不向きだと思います。一気にその場が新喜劇っぽくなってしまうというか……。同じ感じでかつてはドラマに出演していた山田花子さんもドラマであまり見かけなくなってしまいました」(ドラマ関係者)

 本業で笑わせ、ドラマで泣かせてくれる芸人役者さんに今後も期待大!