相次ぐ話題作への出演、デビューは7歳

 昨年は話題作への出演が相次いだ。『全裸監督 シーズン2』(Netflix)ではヒロイン・乃木真梨子役で体当たりの演技。朝ドラ『おかえりモネ』では百音(清原果耶)の親友・ゆるふわなスーちゃんを好演。若くして、作品ごとにまったく違う印象を残している。

「今作を含め、その3作でいちばん素の自分に近いのは、朝ドラのスーちゃんですね。プラス自分の好きな部分を全力で出せたなと思っています」
とニッコリ。そのキャリアは長く、7歳のときに子役としてドラマ『瑠璃の島』('05年)でデビュー。

「すごく人見知りだったので、両親が事務所のオーディションに連れていったみたいですが、もうその記憶はなくて(笑)」

 お稽古事感覚で演技やダンスのレッスンを受け、現場に行けば“大人がたくさんいるな”というイメージだったと振り返る。

「でも、そのころから“お芝居って楽しい!”という気持ちはちゃんとあって、好きでした。 仕事としての女優をはっきりと意識したのは15歳。映画『くちびるに歌を』('15年)がきっかけです。今まででいちばん大きな役をいただけて。撮影の準備期から宣伝まで、濃厚に作品と関わっていく中で“こうやって映画は作られていく”を目の当たりにして。もっともっと、こういう作品に出会いたいと決意を新たにしました」

将来的にはどんな女優になっていきたい?

「ものづくりというか、何かを作り出すことが好きなので。女優という名前のくくりにとらわれず、クリエイターとして面白いものを作り出していきたいという意識は強いです。作品を一から作るほうに関わったり、海外のクリエイティブチームとお仕事をしたいという気持ちもありますし。物を作るという作業をどんどん広げていけたらいいなと思っています」

裁縫が好きです

 多忙な日々の癒しになっているものは、裁縫。

最近ハマっているのは、ビーズアクセサリー作り。自分用にネックレスとかピアスなど作っています。手先は器用なほうです。子どものころから羊毛フェルトで何か作ったりしていました。日々、チクチクやっていることが癒しです。でも、現場の待ち時間にやるのは、集中が途切れてしまうのが嫌なので控えています」

もし、異世界に行くことになったら?

「絶対、嫌ですね(笑)。“帰ってこられるから”と言われたとしても、帰ってこられないんじゃないかと疑いますね。嫌な予感しかしないです、その企画は(笑)。でも行ったら行ったで慎重に対応できるタイプだと思うので、そういう意味では今回の役とは似ているのかな? とはいえ、怖い思いはしたくないので、まず行かないです(笑)」

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(c)2022「きさらぎ駅」製作委員会
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