目次
Page 1
ー “公務嫌い”という指摘は的外れ
Page 2
ー 天皇ご一家からの“伝言”
Page 3
ー 悠仁さまのため、姉の決断とは

「生涯にわたって多様な本に接する経験は、大切な宝物になるのではないでしょうか」

 6月3日、秋篠宮家の次女・佳子さまは、都内で行われた『産経児童出版文化賞』の贈賞式に出席し、そうおことばを寄せられた。

“公務嫌い”という指摘は的外れ

「'93年から毎年、紀子さまが臨席された式典です。お代替わりに伴い、佳子さまが引き継がれたものの、新型コロナの影響で'20年は中止に。昨年はオンライン開催だったため、対面での開催は3年ぶりでした」(皇室担当記者)

 式典の様子を見ていた宮内庁OBは、佳子さまの“変化”を指摘する。

「以前は可憐なイメージが先行していましたが、最近は落ち着いた雰囲気です。スピーチでは、声のトーンやテンポを意識し、所作もずいぶん大人びていらっしゃいました」

 昨年10月に眞子さんが結婚して皇室を離れたことで、未婚の女性皇族はわずか5人に。必然的に役割も増えた。

「『日本テニス協会』の名誉総裁を眞子さんから受け継いだほか、複数の公務については佳子さまが替わって取り組んでおられます」(同・前)

 昨年5月には『全日本ろうあ連盟』の非常勤嘱託職員として就職し、“少しでも役に立てるように”との思いで、週3日のテレワークをこなされている。

「公務と仕事を両立していることもあり、国民の前に姿をお見せになる機会はそれほど多くありません。一部では“空いた時間は何をなさっているのか”“公務が嫌いなのでは”などの声も上がっています」(前出・記者)

 一方、ある皇室ジャーナリストは異論を唱える。

秋篠宮さまが、'04年に記者会見で述べられたとおり、皇室の方々にとって公務は“受け身”で臨むものです。宮内庁が各団体からの依頼を預かり、内容に応じて各皇族に振り分けられます。最終的に参加をお決めになるのはご本人ですが、特別な事情がない限り、断ることはできないため、“公務嫌い”という指摘は的外れです」