ファンの無償の愛を裏切って

直前まで悩みましたが、実は今日、謝罪を発表することに決めました。先ほど母に連絡すると、取材を受けたという話を聞きまして。僕が謝罪を発表する前に記事が出るのは困るので、急いで電話した次第です」(小林、以下同)

─謝罪は事務所の許可なく発表するということ?

そうですね。強行突破というか……。自分の人生なので、ちゃんと謝罪をして、次に進んでいこうと決めました。ただ、事情があって、何も話すことができないんです

 小林の言う“事情”とは、事務所との“契約”のことだろう。ただ、週刊女性の取材を受けるわけではないのだと話す。

申し訳ないのですが、ファンにはちゃんと自分の口から今の気持ちを伝えたいと思っています。なにより僕がやったことで、また僕への愛情から、母は記者さんに電話したと思うのですが

─今後、豊さんは何を?

もともとお菓子作りに専念したいと思っていました。なので、自分の心のケアをしつつ、今後はお菓子作りを学んでいこうと思っています

─パティシエとして修業をするということ?

そうですね。それはまた徐々に伝えていけたら。本当にファンのみなさんには感謝していて……応援するって、無償の愛だと思うんです。それを僕は裏切ってしまった。なので、今後は絶対に裏切らないようにしたい。だからこそ、まずは自分の言葉で伝えるべきだと思っています。こんな調子のいいことを、いまさら言うなって話ですが

週刊女性が撮影していたアイドル時代の小林豊 撮影/森田晃博
週刊女性が撮影していたアイドル時代の小林豊 撮影/森田晃博
【写真】沈黙を破って……小林豊がファンに向けて出したコメント全文

 記者と母親がやりとりしたときの様子を改めて伝えると、

「僕もどうしたらいいのかと悩んでいました。でも、それ以上に母が苦しんでいたと知り、申し訳ない気持ちです」

 最後にファンに向けて、これだけは伝えたい、と思うことがあるかを聞くと……。

話しません! いま言ったら、事前に話していたことになってしまうので。ただ、SNSのアカウントもなくて、ちゃんと届くか不安はあります。本物だと思ってくれないかもしれないし。どうなるかはわかりませんが、これが僕なりの第一歩だと思います

 そして数時間後、冒頭の投稿がされたというワケだ。

 自ら歩み進めた道を、再び違えぬことを強く願う。