困っている人に声をかける優しい一面
日が明けて、最終日は深まった絆を確かめ合うように、生徒たちはクラスごとにおそろいのTシャツを着ていた。
「前面の胸に描かれた柄は全員おそろいですが、背中には生徒それぞれの名前と出席番号が書かれています。悠仁さまのTシャツにも《HISAHITO 01》とプリントされていました。これは『蓼科生活』が始まる前に作ったもので、出発の前日に悠仁さまを含めたクラス全員で集まって、校舎内でもTシャツ姿で記念撮影をしました」
行きと同じバスに乗って、学校に戻って来た筑附生一同。悠仁さまはご友人3人と連れ立って、思い出を語らうように談笑されながら帰路につかれた。無事に終わった2泊3日の『蓼科生活』。そこでの悠仁さまについて、別の筑附関係者が明かしてくれた。
「筑附には、これまで勉強に力を入れて過ごしてきた生徒が多く、登山などの経験が少ない子がほとんどです。でも、さすが悠仁さまはアウトドアに慣れていらっしゃった。ピクニックではリーダーシップを発揮されていたし、蓼科山では疲れている生徒に声をかけて励ましたり、実際に手助けもしながら登られていました」
学校でのご様子からは、悠仁さまのお人柄が感じられる。
「クラス内では、まだ少し緊張されているように見えます。この2泊3日で、より溶け込んでいるといいですね。控えめな性格なので、クラスの人気者というわけではありません。でも、困っている人に声をかけるという優しい一面はありますし、ご友人もいます。卒業までにいろいろな経験をして、今よりもっと大きく成長していただきたいと思っています」(同・前)
快晴に恵まれた2泊3日の合宿で、かけがえのない思い出を手に入れられた悠仁さま。
「これからも部活動や、文化祭にあたる『桐陰祭』の準備など、夏休み中も登校される機会は何度もあります」(前出・卒業生)
悠仁さまの夏休みは、始まったばかりだ――。