8月8日に『日刊ゲンダイDEGITAL』が驚きのニュースを報じた。なんと、今年で活動40周年を迎えた中森明菜が年末の紅白歌合戦に出場する可能性があるというのだ!
同紙によれば今年の4月に放送された『中森明菜 スペシャル・ライブ1989 リマスター版』(NHK-BSプレミアムとBS4K)が放送後に大反響。再放送を望む視聴者からの声が多数寄せられたことでNHK総合テレビで放送されたという。高視聴率を受けたNHKがいま、“どんなスタイルでも構わないという条件”で『紅白』への出演を打診しているのだという。
もし出演が決まれば日本中が大注目するイベントになることは間違いないが、昔の明菜を知る音楽業界関係者は「仮にオファーがかかっていたとしても、今さら表舞台に立つことはないのでは……?」と話す。
『週刊女性』も40周年を迎える彼女の近況について取材を重ねていたが、そこでみえたのは“家族ですら連絡がつかない”という、光の見えない現実だった──。
(以下は、2022年5月10日に配信した記事の再掲載です)
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「あっ、そうか……、40周年かぁ。もう、そんなに……」
過ぎた時間の長さを噛み締めるように思いを馳せるのは、中森明菜の実兄だ。
今年5月1日でデビュー40周年を迎えたが依然、表舞台からは姿を消したまま……。
「2017年のディナーショーを最後に、活動を休止しています。その後もファンクラブの会報誌だけには直筆のメッセージを載せていますが、活動再開についての予定はありません。今は都内マンションに、恋人でもあるマネージャーと住んでいるといわれています」(スポーツ紙記者)
都心の住宅地にある地上6階建てのマンション。近くにはスーパーやコンビニがあり、少しは目撃されてもおかしくないはずだが、
「まったく見たことないんです。噂だけで、実際は住んでいないんじゃないかしら」
と、近隣住民の女性。
人前から姿を消したままの明菜は今、どうしているのか─。華々しく、輝く時期もあったが、これまでの彼女の歩みは不遇の連続だった。そんな明菜を今も心配し続けているのは、彼女の家族だ。
「母の葬儀で明菜と会ったのが最後です」
穏やかでありながらも、はっきりとした口調で語るのは、冒頭の3つ上の実兄だ。
昨年末に起きていた実父の変化
明菜は東京都清瀬市の出身で、6人きょうだいの上から5人目として育った。
「明菜は母のことが大好きでした。小学4年生ぐらいまで母と一緒に寝ていましたから。鹿児島から歌手になるために上京した母は、明菜が歌手になったことをそれはもう、喜んでいました」(実兄、以下同)
明菜がスターになることは、兄にとっても誇らしかった。
「すっごくうれしかったですよ。明菜がデビューした当時は、知り合いからサインをよく頼まれました。レコードも明菜がくれるんですけど、妹を応援したくて自分でも買っていました」
かつてを思い出すように目を細め、うれしそうに語るが、父親について話が及ぶと、表情が曇った。