「とりわけ後者では“おしっこをかけて満足感と興奮を覚えました”と供述しています。被害者への嫌がらせによる犯行といった類いのものではなく、快楽や悦楽を得るためだった。要するに、自分の性的欲求を満たすための悪質な行為です」(捜査関係者)
尿をかけられたという被害は近辺で頻繁に起きていて、警察は容疑者との関連を引き続き調べているという。
誰とでも話すクラスの人気者
八木容疑者は、宮城県の出身。地元の県立高校時代の同級生はこう話す。
「真面目で、勉強も部活も頑張っていましたよ。それで頭はよかったし、スポーツも万能で野球部ではピッチャーだった。誰とでも話すような生徒で、印象が非常によくて人気者だったんですけど……」
高校卒業後、青森県の弘前大学へと進学した容疑者。大学卒業後に社会人野球のチームに所属した後、国語の高校教師の職に就く。前任の高校では、女子ソフトボール部の顧問を務めていたという。
容疑者の実家へ連絡をとると、父親が応じるも、
「(この事件で)家族も大変な状況なので、本当に申し訳ありませんが、ご遠慮させてください……」
と弱々しく取材拒否した。
容疑者の今後について、千葉県教育委員会は、
「処分につきましては、いまのところ厳粛、適宜に対処していくとしか言えません」
としているが、聖職ということで考えれば、おそらく懲戒免職は免れないだろう。
「被害者と示談にでもなれば、罰金刑程度ということも十分に考えられる。だが、社会的な制裁のほうが大きいので、これからが大変でしょうね」(前出の捜査関係者)
軽犯罪とはいえ、女性をバカにしたような犯罪の報いは大きかった。