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ー 《「はじめてのおつかい」レベルの珍事》

 今井絵理子内閣府大臣政務官の“恥”が蒸し返されてしまった。12月5日、Xにて昨年12月に予算委員会で質疑に立った動画が投稿されたのだ。インプレッション数はあっという間に400万を超えてしまうほど拡散されてしまった。

 質疑の様子を見てみると冒頭からいきなり「本来なら20分の質疑時間をいただいておりましたが、与党の先生が遅刻をしたということで」と発言。奥に座っていた自民党議員から「止めなさい」と言わんばかりに制止するポーズをされてしまう。場内は失笑。

 質疑は用意したペーパーを丸読み。「支援する体制」と読むところを「支援するたいせん」、「万全」を「まんぜん」と読んでしまい、自民党議員も表情をしかめる。

 最後は「すいませんが、本日はこの程度でよろしくお願いします」と意図のわからない発言で締めてしまった。

《「はじめてのおつかい」レベルの珍事》

 この質疑について、ネット上では批判の声が殺到。

《何で、国会で「はじめてのおつかい」レベルの珍事を目にせなアカンの》
《いつから国会はお笑いの高座になってしまったんだ?》
《解かってたけど、ひでーな》
《新入社員のプレゼン以下》

 今井議員の質疑について全国紙政治部記者は次のように語った。

「第2次石破内閣で、今井議員は内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に任命され、大きな話題を呼びました。ただでさえ、フランス視察の報告書の件を始めとした“失態”が目に付く中での起用でしたから、その能力を疑問視する国民は少なくありません。そうした経緯もあり、1年前の出来事にも関わらず、今井議員の質疑応答の様子が大きな注目を集めたのだと思われます」

 すっかり炎上議員という印象の彼女だが、政務官としての振る舞い次第ではさらなるイメージ悪化に繋がる恐れもある。

「政務官として、これからは答弁する側としての出番が多くなります。来年から始まる通常国会では、法案審議の際に政府代表として答弁しなくてはいけません。野党の委員長なら失言を引き出すまで答弁させる可能性も。今井議員はただでさえ石破内閣の不安要素の一つですから、失言があれば来年に予定されている参議院議員選挙にも影響するでしょう」(同・全国紙政治部記者)

 11月28日に更新したInstagramでは《政務官として与えられた職務をひとつひとつ丁寧に取り組み、一生懸命汗を流して頑張ってまいります》とコメントした今井議員。次に国会で質疑に立つときは周囲を感心させるような発言が出てくるのだろうか。