「そもそもは約6年前、近隣20軒でつくる管理組合をめぐり、河上容疑者が“管理費は払わない”と言い出したのが始まりです。暴言を吐かれたり怪文書を投函されるなど嫌がらせを受けてきました。抑止力になればと設置した防犯カメラは長い棒で突つかれました。最近では、あの人がいると怖くて近所の人はだれも外に出てきません」(Aさんの妻)
地元関係者によると、管理費は外壁など修繕工事の積み立てや管理する街灯の電気代などに充てられる。
「個別に工事すれば費用がかさむし、街灯がなければ真っ暗になり防犯上問題がある。住人で年1回集まって対応策を話し合ってきたが、河上容疑者だけ未払いを認めるわけにいかず、いつも時間切れ。容疑者が集会に出席したときは“外壁の色はあれじゃダメだ”などと言いたいことだけ言って椅子を蹴飛ばし、それが当たって青アザができた出席者もいた」(同関係者)
意味のわからないイチャモンをつけられる
近隣宅のインターホンをやたらと鳴らし、住人に心当たりのない暴言を浴びせたり、個人の悪口などを書いた誤字脱字だらけの怪文書を配布したり、すれ違っただけで意味のわからないイチャモンをつけられた人も。
「コイツです!」
「逃げるな!」
「××をたぶらかしているだろ!」
Aさんの妻は出かけようとしたとき、腕組みして仁王立ちする容疑者に睨まれた。
近くの工事現場の作業員に対しても、「国交省の許可を取ってるのか!」などと難クセをつけたという。
「もうみんな、何を言われてもインターホンを鳴らされても無視すると決めたみたいです。最近は刃物を持って周辺をチョロチョロしていると聞いていたので怖かった。Aさんがどうにか無事だったことだけが救いです」(近所の住民)