15年たってカンチョーの話で盛り上がるとは……

 遠い目で無反応の山田に、中島裕翔が

「有岡さんから、おまえカンチョーしただろうと……」

 と伝言ゲーム。すると山田も

「だって、俺の前に大ちゃんがいるわけよ。“カンチョーしてください”って言ってますよね」

 V字形に整列してお辞儀するフリなので、前の人のお尻が目の前にくるのだ。振り付けの知念が

「有明からカンチョーありにしましょう!」

 と承認し、全員でフリを再現することに。そして全員が前の人にカンチョー。先頭の伊野尾慧は「俺、やられてるだけじゃん」とプンプンしつつ、「やってもらえなくてかわいそう」と最後尾の高木を思いやる(?)。高木雄也も爆笑しつつ、「やってもらいたいなあ」と羨望の眼差し!?

「15年たってカンチョーの話で盛り上がるとはねえ」

 と、感慨にふける最年長・薮宏太であった……。

 クール&ワイルドなダンスや伸びやかな歌声、胸キュンキラーワードが光る楽曲を集めた15周年記念メドレーまで。15年間の集大成を見せつけた圧巻のステージ。夕景の街を映し出すスクリーンをバックに7人が整列する姿は、神々しいほどの存在感だった。

 アンコールではツアーTシャツ&デニムで登場。伊野尾の肩を抱いて歌う中島。束ねた髪がセクシーな高木や、前髪上げスタイルが凛々しい山田。知念はタオルを全力で振り回し、薮は汗だくで熱唱。有岡の笑顔がはちきれそうだ。

「最高の景色をありがとう!」

 と声の限り叫ぶ中島に、“こちらこそ!”と、会場全体が心の中で返事をしていたに違いない。