実際にプレイしたパチスロユーザーからの評判もイマイチだ。
パチスロファンからも微妙な評価
「メーカーは違いますが、ハイリスクハイリターンな『ミリオンゴッド』シリーズという機種にとても似たゲーム性になっています。かなりの投資を覚悟しないといけないので、パチスロ初心者にはあまりお勧めできない機種ですね。
『B・BLUE』などバンドを代表する22曲がAT(アシストタイム、出玉が増える機能)中に流れるのですが、すべて聞くには22回当てなくてはいけない。1日で全部聞くにはよほど運がよくないとダメなんです。一方で『ミリオンゴット』シリーズと比べると出玉の爆発力は劣るため、正直物足りませんでしたね」(パチスロ好きの男性)
BOOWYファンの男性からは、演出に関する不満が。
「ボタンを押したときの効果音などが大きくて、曲が聞こえづらいんですよ……。またBOOWYの象徴とも言える4人の“シルエット”をこのパチスロでは“千手(せんじゅ)観音”と呼んでいて、バンドに対する敬意が感じられないのも不満でした。
パチスロの発売が発表されてからは、“BOOWY”でネット検索する際の第2検索ワードのサジェスト(検索されやすいキーワードを表示する機能)に、“期待値(どれくらい勝てるかを表す数値)”や“天井(この回転数に到達すると必ず当たるというパチスロ用語)”など、パチスロ関連の言葉も並ぶようになってしまって……。
音楽関連の言葉が出てこなくなってしまいましたし、すっかりカリスマ性が失われていたのが悲しいです」
『新世紀エヴァンゲリオン』や『Re:ゼロから始める異世界生活』など、パチンコやパチスロのヒットが本家の作品の人気を後押ししたケースもあるだけに、
「どうせパチスロ化するなら人気機種になってほしかった」(別のBOOWYファンの男性)
との声も。今回のパチスロ化はバンドの黒歴史になってしまいそうだ。