来期監督就任決定! 「どんコメ」復活にネットが湧く岡田彰布監督率いる阪神優勝の展望は?
矢野燿大監督が異例のシーズン前からの今期での退陣を示唆したことで紛糾していた阪神タイガースの次期監督がようやく岡田彰布氏に決定した。
岡田氏が第1期の監督を務めていたのは2004年から2008年で実に14年前。「オリックス・バファローズ」で2010年から3年間指揮をとったのも、10年前とその采配ぶりは記憶に薄れている。
しかし、岡田氏の残した難解で独特の言葉は「どん語」または「どんコメ」として野球ファンの脳裏に焼き付いている。
過去に注目を集めた「どん語」を振り返りながら、監督としての評価、来シーズンのタイガースの展望までをみてみたい。
そもそも「どん語」って何?
なぜ岡田氏の発言が「どん語」「どんコメ」と言われるようになったのか?
ネット界隈では岡田氏は「どんでん」と呼ばれている。「どんでん」とは、かつて味の素が販売していたうどんだし(現在は販売終了)の商品名で、岡田氏は1998年から1999年に関西地区だけに放送されるCMに坂田利夫と出演していた。そこでいつの間にか岡田氏本人のあだ名が「どんでん」に。
そして、ひろゆき氏が創設したことで知られる「2ちゃんねる」の掲示版の一つである「なんでも実況J(ジュピター)」通称「なんJ」に、2009年頃から参加した野球ファンから、岡田氏の言葉全般を「どん語」、コメントを「どんコメ」と言われるようになったようだ。
岡田氏の発言は口癖で本のタイトルにもなった「そら、そうよ」が「そら(ああいう物事があったので)そう(いう結果になるのも当然)よ」に代表されるように、1回聞いただけでは難解なものが多々。
また、「それ、あれ」といういわゆる「こそあど言葉」と言われる指示語がいっぱいで、「それ」が一体何を示しているのか分からない。さらに主語述語が抜けており、肉親でも理解できないというウワサも。
岡田氏の「どん語」を完全に理解できるのは、現役時代からのつきあいがある「デイリーちゃん」と呼ばれる「デイリースポーツ」の記者だけだそうで、常人に理解できない言語を理解できた人は「どん語鑑定士」と呼ばれて尊敬されるとかされないとか。