“じれったーい、じれったい”と、来年の開催を待つしかなさそうだ。今年はディナーショーも例外なく、チケット代が値上がり傾向。昨年から3000円アップで、2年連続でチケットお値段ランキングのトップに立ったのは谷村新司。

「声のハリもバッチリで、万全の“谷村新司クオリティー”です。今年は『アリスSDGs目標』という10年先までの“持続可能な活動計画”を発表しました。その記念すべき1年目の締めくくりを、ぜひ見届けてください!」(谷村のマネージャー)

“プチ値上げ”の理由

 チケットお値段ランキング2位も昨年と同じ由紀さおり。

「今年で11回目の出演となり、ご本人のイメージをメニューに取り入れた料理を提供します」(帝国ホテル)

 3年ぶりの開催となるのは近藤真彦。横浜から函館、神戸、長崎と、港をめぐるツアーを行う。

「港町ならではの曲も披露する予定です。おなじみのヒット曲に加えて、ディナーショーだけのクリスマスソングも歌いますよ」(音楽業界関係者)

 気合十分のマッチに対して、田原俊彦は?

「ツアー中であることに加えて、9月からYouTubeチャンネルも始めたので、バタバタしており、ディナーショーは、まだ手がつけられていません。毎年一年の締めとして行っているショーなので、これから気合を入れて準備します」(田原のマネージャー)

 こちらもヤル気満々で“Good”! 五木ひろし、さだまさし、高橋真梨子、玉置浩二も、お値段5万円超え。全体的に昨年より2000~3000円アップが相場らしい。川内さんは、その程度なら良心的だと頷きながら話す。

「余裕を持った座席配置や換気など、感染症対策で配慮すべきことが増えています。加えて食事の原材料費が上がっています。そういったコスト上昇分をすべては反映させない“プチ値上げ”に抑えているのだと感じられます」

 今年、初めてクリスマスディナーショーを開催する歌手にも期待が集まる。『FNSラフ&ミュージック』(フジテレビ系)で圧巻の歌声を披露したASKAだ。どんな初ディナーショーを行うのか?

「ホテルに任せているので、お答えできないんですよね」ASKAのマネージャー)