「仕事には一生懸命に取り組んでいた。目立つ遅刻や無断欠勤もなく、勤務態度に問題のある教員ではなかった」
と松戸市教育委員会の担当者。
学校は緊急保護者会を開いて事情を説明するとともに、児童には校長が校内放送で事件を伝えた。児童は落ち着いて放送を聞いていたという。
在校生の保護者は言う。
「やさしい先生と評判でした。ノリもいいから子どもたちには人気だったみたいです」
逮捕の約3週間前には栃木・日光への修学旅行に同行し、東照宮では呑気にピースサインをして集合写真におさまっていた。
卒業生の男子生徒は話す。
「他人の悪口を言ったり、傷つけたりするとかなり怒ります。見た目はいかついので迫力があり、その場しのぎの言い訳をしても、“おまえらには信用がない”などと言って許してくれない。男子に厳しく女子には甘かった。でも怪しいスキンシップは見かけませんでした」
ミニバスケットボール部の顧問を務めるなど運動が得意だった。動きやすい服装を好み、「ファッションセンスはよかった」(別の卒業生)という。
愛読書は『スラムダンク』
「先生になる前からずっとバスケをやっていたそうで“本当はプロバスケ選手になりたかったんだ”と話していました。愛読書はバスケ漫画の『スラムダンク』です。プレーをしてくれたこともありますが、ミスしていいところを見せられませんでした。プレッシャーに弱いタイプなんだと思います」(同卒業生)
学校関係者によると、6月に結婚したばかりの新婚ホヤホヤ。同じ時期に犯行におよぶとは呆れるしかない。
事件発覚のきっかけとなったわいせつ関連事件は同校とは関係ないとみられるものの、狙われたのはやはり未成年の女性だった。
「動画は販売目的でなく個人の性的欲求を満たすためとみられる。押収したスマホを精査しなければならないが、ほかにも不審な動画があるとみて余罪を調べている」
と前出の捜査関係者。
類似画像らしきものも見つかっており、体育館シューズに限らず、精液をかける行為に興奮するマニアらしい。取り調べには素直に応じ、後悔する様子もみせているという。