告知が不十分でも、海老蔵には達成すべき目標がある。
先代の興行収入30億円超えなるか
「先代の興行収入は30億円、観客動員数は35万人を記録したと報道されています。昔と現在では物価や座席数、上演期間など事情が異なりはしますが、一大イベントである襲名披露興行である以上、同様の規模を達成しないと歌舞伎界の未来は暗いでしょうね」(前出・松竹関係者)
松竹側に今回の興行の宣伝に関して問い合わせると、
「襲名披露興行の宣伝活動については、弊社が全面的に行います。また海老蔵さんサイドの襲名に伴うさまざまな活動については、弊社はサポート的な立場となり、代理店との個別の契約についてもお答えする立場にございません」
と、興行に関する宣伝は松竹側が主体であると答えながらも、海老蔵側の宣伝活動についてはあくまでサポートの立場であると語った。
2年半延期していた襲名披露公演まで残り半月。足並みがそろわなくとも、今さら“しばらく”とは言えまい。