受け流してはいけない相手もいるという。
「夫や家族、長く付き合っていきたい人とはとことん価値観のすり合わせをしてください」
前出のグラハム子さんは、モヤモヤをポジティブ変換で乗り切るという。
「ひとりっ子でかわいそう、と言われたら“パパとママを独占できていいね”、保育園に通わせてかわいそうと言われたら“早いうちからお友達がたくさんできていいね”と変換するようにしています」
いちばんかわいそうなのは価値観の違う相手にそれを押しつけてくる“かわいそう族”と念頭に置いておけばモヤモヤも防げる!?
主婦50人に聞いた私の「かわいそう」被害
(1)子どもの人数と性別「かわいそう」
「ひとりっ子でかわいそう、と姑にいつも言われます。“●●さん(夫の名前)が育児に協力的だったら何人でも産みたいです”と返したら言われなくなりました(笑)」(48歳)
「うちの子どもは女の子2人なんですけど、男の子2人のママに“墓守がいなくなっちゃうね、かわいそう”と言われました。今って共同墓地も多いし、生きてるときから墓のことなんて考えたくないわ、と心の中で思っています」(37歳)
(2)ライフスタイル「かわいそう」
「同じマンションのおばさんに“子どもがいなくてかわいそうに”といつも言われます。欲しいなんてひと言も言ってないんですけど! 人の家庭に口出しするアンタがかわいそうだよ!と思っています」(42歳)
「職場の同僚が独身の私に“彼氏が結婚してくれないなんてかわいそう”と言ってきます。その同僚は40歳でやっと結婚できたので独身の気持ちはわかるはず。これは一種のマウントだと思っています」(34歳)
(3)育児の「かわいそう」
「ちょっと高級な焼き肉店で家族でランチしていたんです。出てきたときにばったりママ友とその子どもに会って、焼き肉を食べたがる子どもへの警戒か私たち家族に“ママの手料理食べたいよねぇ、かわいそうに”と言ってきました。うちの子どもが“焼き肉のほうがいい!”と元気に言い返して、笑いました(笑)」(29歳)
「100点をとったことを自慢する娘も悪いのですが、娘に向かって“これから点数下がれないなんてかわいそうね。うちの子はあとは上がるだけだからプレッシャーなくていいわ”と。そこまでいくと負けず嫌いがすぎる、と笑っちゃいました」(40歳)