容疑者は奈良県御所市にある一戸建ての市営住宅に住んでいて、家賃は月2万円ほど。
「ここは奥さん(内縁の妻)の実家。祖父母の代から住んどって、3年ほど前から彼(容疑者)と奥さんが住むようになった。そのときは、すでに長女もおったんやろ。奥さんは彼よりも3歳ほど年上で、専業主婦やわ」(前出・近所の住人)
取材を進めると、容疑者一家は近隣住民といくつかトラブルがあったようだ。別の住民はこう打ち明ける。
大型犬3頭がよく吠え、鹿の頭部の骨がずらり
「ドーベルマン2頭、オオカミみたいな大型犬1頭がいるんだけど、散歩をさせないから、よく鳴くし、吠えてな。あんなん怖くて近づけんのよ。
あと犬には鹿を買ってきて、彼(容疑者)がさばいて与えとる。あの家の庭には鹿の頭部の骨がずらり並んどるやろ。あれはゴミ収集車が持っていってくれへんから残ってんねん。怖すぎるやろ」
また、容疑者一家は車4台を所有しているのだが、常に路上駐車していて、
「近くに年1万円で借りられる駐車場があるのに路駐するなんて、迷惑以外の何ものでもない。警察もときどき注意に来ているが、いっこうに直らへん」(同・別の住民)
今回の次女虐待について、冒頭の近隣住民はこうも話す。
「子どもの鳴き声は聞いたことないけど……奥さんが怒鳴る声はたまにあった。気が強くて、容疑者を尻に敷くような強い女性やから。彼(容疑者)が怒鳴る声はほとんど聞いたことない」
事件の全容を知るべく容疑者の妻を訪ねた。だが門が施錠されていて、玄関のインターホンに近づくことさえできない状態だった。
次女は現在、児童相談所で隔離されている。心に大きな傷を負っていなければいいが……。