エキストラからは本気の悲鳴
「この日の撮影では、唐田さんは頭を踏まれたり、椅子で殴られたり。剛力さんも髪の毛をつかまれて、観客席の椅子に向かって頭から突っ込むシーンでした。激しすぎて、エキストラからは本気の悲鳴が上がっていました」(会場スタッフ)
休憩時間には、ゆりやんが廊下でプロレスごっこに興じる場面もあったが、唐田が演じる長与千種は、実際いつもダンプ松本に痛めつけられていたので、撮影でもボコボコにされるシーンが多くなる。
「長与がダンプ松本に、チェーンで首を絞められる場面も忠実に再現していました。唐田さんがNGを出されてしまい、何度も撮り直しに。合計8回ほど首を絞められて、グッタリとしていましたね。でも、弱音も吐かずに本気でぶつかっていて、根性あるなと」(前出・エキストラ)
ダンプが乗り移ったように強烈な技を繰り出すゆりやんに気合で対抗。体力的にもキツいシーンが続きましたが、撮影の合間にはケロッとした様子で、ほかの女優さんとリングから足をブラブラさせて笑っていたというが……。
「ただでさえ激しいアクションと唐田さん、剛力さんとも10キロほど体重を増加させてこの撮影に挑んでいる。それぞれ“新境地”を開拓しようとしているようでしたよ。リングでの激しい運動シーンは増加した重みもあってか非常に危険ですが、良いシーンを撮るためには何度も撮り直しすることも当然です。人気キャストなのでなかなかスケジュールを合わせるのも難しい。同じ日に一気にハードなシーンを詰め込むこともあった」(映像制作会社関係者)
今は撮影再開よりもゆりやんの回復が何より望まれるところである。