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流行。それは生まれては消えるもの。“衣食住”すべてのジャンルで生まれる。食の流行、その最新は─。
「専門店が大量に出店されるほどの“社会現象”といっていいほどのブームが近年、多発的に起こってきました。タピオカ、高級食パン、唐揚げが代表的ですね」(飲食コンサルタント)
「ハンバーグ丼ブーム」の火付け役
しかし、すべてのブームは淘汰され、一部を残して消え去るもの。
「ブームが終焉するいちばん大きな理由は当然ながら、ブームゆえに専門店が街にあふれたことにほかなりませんが、タピオカ店は木下優樹菜さんが親族が関わる店とトラブルを起こしたこと。唐揚げは『グランプリ』を取り仕切る協会が賞を“売る”ような行為をしていたこと。そして高級食パンは露出が多くなっていた“プロデューサー”に怪しさを感じる人が増えてきたことも理由でしょう」(前出・飲食コンサルタント、以下同)
ここ最近、陰りを見せている前出の3ジャンルに代わる新たなブームが生まれつつある。“ハンバーグ丼”だ。
「炭火で焼いたハンバーグを炊きたてのご飯にのせて提供するスタイルの店が増えています。メニューは基本的にシンプルにこの丼だけ、ですね」
どのブームにも、やはり“火付け役”が存在する。
「“焼きたてのハンバーグを炊きたてのご飯にのせて提供する”という、このハンバーグ丼のスタイルの発祥といえる『挽肉と米』という店があります。都内を中心に複数店舗を構える人気ハンバーグ店オーナーが元大手広告代理店のクリエイター、元人気ラーメンチェーン社長と組んで始めた店です」