「やはりジャニーさんあってこそのグループだった感はあります」とはジャニーズ事情に詳しい芸能ライターだ。そもそもはジャニーさんの元での“世界進出”が彼らの目標だったようだ。
4日間で視聴回数200万回が上乗せ
「ジャニーさんの頭の中には、すでにキンプリの世界デビューが描かれていたといいます。しかし、恩師が志半ばで倒れたことで、彼らはグループとしての明確な道標を失ってしまった。ドラマや映画、バラエティー番組といった映像の仕事は増えた一方で、他デビュー組との差別化を図れずにインパクトを残せていない印象です。
片や滝沢秀明さんの戦略下でスノストやなにわ男子は露出を増やし、『Travis Japan』はジャニーズ初の世界配信デビューを果たした。若い子たちの関心が彼らに移ったとしても不思議ではないということ」(芸能ライター、以下同)
ところが、平野らの脱退と退所が報じられて以降、皮肉にも注目されたことで、あらためてキンプリとしてのパフォーマンスも再評価されているのも事実。
放送中の平野主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)主題歌で、11月9日にリリースされる新曲『ツキヨミ』のYouTubeバージョン動画が、発表があった11月4日深夜からおよそ4日間だけで視聴回数が200万回も上乗せされている(10月11日から公開、11月8日時点で計1202万回)。
「早くも“キンプリロス”に陥っているファンがいると同時に、これを機にキンプリに興味を持って視聴したユーザーも大勢いたということでしょう。もしも今、その中高生へのアンケートを取ったとしたら結果は異なってくるかもしれませんね。
平野くんに岸くん、神宮寺くんが脱退、退社するのは2023年5月23日、5周年を迎えるデビュー日。ファンはメンバーの気持ちを尊重してくれるでしょうが、本来ならば笑顔で迎えたい大切な日。せめて残された半年間をファンのために使い、紅白でも5人のクチから言葉を伝えてほしい」
もしも5周年を見据えた“サギ”だったとしたら、ファンは喜んで騙されるだろうが。