アメリカを中心に活動するスポーツライターの梅田香子さんは、こう語る。
「大谷選手たちが責任を問われることはないでしょう。『FTX』はメジャーリーグのスポンサーにもなっており、大谷選手はその流れからアンバサダーに就任した程度の関係性。大坂選手は実際に投資もしていたようですが、それも資産のごく一部に過ぎないと思います」
大谷本人が出頭する可能性
アメリカでの訴訟は、具体的にどのような流れで動いていくのか。
「まず原告と被告の代表が話し合い、“裁判にする”という結論になったら、法廷に場を移します。ただその前に、裁判として成立するかどうか司法機関による審査がある。仮に審査を通ったとしても、今回の場合だと、アンバサダーを務めた選手たちにまで賠償を求める原告の主張は棄却されると見られています。大谷選手ほか本人たちは出頭せず、それぞれエージェントが対応するでしょう」(梅田さん)
WBCでは「多くの人に楽しんでもらえるようにプレーしたい」と語っている大谷。その視界は晴れやかなようだ。
今年7月から1か月間、日本で放映されていた『FTX Japan』のテレビCM。大谷のマネジメント会社の責任を指摘する声も