ベテラン・シンママ部門
手塩にかけて育てた子どもも業界入りで今後も楽しみ
お金を稼ぐよりも自分らしく生きることを優先していたら、結果的に稼げるようになっていたというベテランシンママ。離婚してもカッコよく生きているのがこのふたり。
シンママの真骨頂・RIKACO
1人目は、RIKACO(56歳)。若者のファッションリーダーとして大人気だったときに、2歳年下のまだ売れる前の渡部篤郎と結婚。格差婚といわれながらも2人の男児をもうけたが、結婚12年目に離婚。理由は、たび重なる渡部の浮気だったともいわれている。
このときのことを後に雑誌のインタビューで、「重大な物事を決断するときでも、誰にも相談せずに自身で決断することが多く、離婚の決断に関しても自ら決意した」と語っている。この潔さが、“自分らしく”を貫いているベテランシンママの真骨頂。
5年ほど前には、テレビ番組中で資産の話題になったとき、芸人の後藤輝基からの「パーほど(5億円)ではないってことか」という問いかけに「それぐらい」と肯定している。これには、現金だけでなく、家なども含まれているそうだが、億万長者なのは間違いないだろう。
現在は、テレビの出演料、自身のブランドの売り上げ、チャンネル登録者数が18万人以上のユーチューブ、フォロワー数28万人以上のインスタグラムでの広告収入、ほか書籍の販売などが主たる収入源。概算で年収2000万~3000万円になるだろう。インスタでは長男が舞台の脚本に取り組んでいることにもふれており、子育てが一段落した今、次なる一手を考案中か。
モデル・冨永愛は親子共演
もう1人のベテランシンママが、世界的モデルの冨永愛(40歳)。17歳のひとり息子は、身長188センチと母親譲りのスタイルで、今年の9月にモデルデビューを果たし、某有名ブランドでは親子共演も果たしている。
実は冨永は、離婚した後、子どものためにと、スケジュール帳に書き込めないほど仕事をしていた時期がある。しかし頑張れば頑張るほど、子どもに寂しい思いをさせていることに気がつき、3年間仕事を休んだのだ。仕事を休めば、次のチャンスはなくなるし、収入も激減する。それでも何がいちばん大事かを見失わずにいたことで、結果として仕事と子育てのどちらかだけを頑張るというシンママにありがちなバランスの悪さを防ぐことができたよう。現在、息子のコメントは母への敬愛にあふれている。
冨永は、ファッションショーの1ステージが100万円くらいといわれている。2023年にはNHKのドラマ10『大奥』に、将軍吉宗役で出演する。モデルだけでなく女優しての活躍も期待でき、収入は今以上に上昇していくに違いない。