7曲が1億再生を超える“サブスク時代を象徴するアーティスト”
一方の白組はBE:FIRST(ビーファースト)、JO1(ジェイオーワン)、Vaundy(バウンディ)、Saucy Dog(サウシードッグ)、なにわ男子が初出場を決めた。
BE:FIRSTとJO1は、どちらもオーディション番組をきっかけに結成され、世界での活躍を目指すグループだ。
「'20年にデビューしたJO1は、『PRODUCE 101 JAPAN』というオーディション番組の合格者で結成された11人組です。BE:FIRSTの生みの親であるラッパーのSKY-HIさんもこの番組を見ていたそうで、ボーイズグループのオーディション番組のパイオニア的存在です。日本デビューのタイミングで新型コロナウイルスが流行し始めたため、活動が制限される中でのスタートとなりましたが、徐々にアジアの歌番組やイベントにも出演するなど、活躍の場を広げています」(前出・音楽誌編集者)
BE:FIRSTは、SKY-HIが自ら1億円を出資して開催したオーディション『THE FIRST』から誕生。
「日本テレビ系の『スッキリ』でその様子が放送されていたことも、人気を集めた理由のひとつでしょう。昨年11月にデビューし、新たなリリースのたびに実力が伸びているのがわかります。今年は、名だたるロックフェスにも多数出演し、その個性を爆発させていました」(同・音楽誌編集者)
BE:FIRSTと同じく昨年11月にデビューを果たしたジャニーズ期待の新星・なにわ男子も、グループの夢を叶えた。
「リーダーの大橋和也さんは“幸せを届けられるように精いっぱい歌います”とコメントしています。また、初出場が発表された16日はニューシングル『ハッピーサプライズ』の発売日。ファンにとってもメンバーにとっても“ハッピーサプライズ”になりました」(アイドルライター)
同じく16日が記念日だったのがSaucy Dogだ。
「この日は、バンドの結成日だったそうです。結成から紅白出場を応援し続けてくれていた祖母に“ようやくいい発表ができます”と、ボーカル&ギターの石原慎也さんが喜びをあらわにしていました。昨年8月にリリースされた『シンデレラボーイ』がロングヒットし、ストリーミング再生数は累計3億回を突破しています」(前出・音楽ライター)
ソロアーティストのVaundyも、累計ストリーミング再生数が紅白出場に大きく影響しているだろう。
「7曲が1億回を突破しています。Vaundyさんは'19年からYouTubeに自ら歌う楽曲を投稿している現役大学生。小学生のころからボーカリストになりたいという夢を持ち、インタビューでは“日本一になりたい”と話しています。その楽曲はCMやドラマ主題歌にも次々と起用されていて、サブスク時代を象徴するアーティストといえます」(同・音楽ライター)
初出場10組をチェックすれば、今年の紅白を10倍楽しめること間違いなし!