チベット自治区ラサ市の徳吉羅布児童楽園では、『ドカベン』の主人公である山田太郎のオブジェの存在に驚かされた。
退色していたが完成度は高く、正規品のように思われた。どのような経緯でラサ市に設置されたのか不明で、詳細が気になるところだ。また、中国奥地の遊園地では野犬が見られるケースがあり、同園でも複数の野犬が徘徊。狂犬病の可能性もあり、接触は避けるべきだ。
中国遊園地のトイレを観察していると、他とは一線を画するような珍種、激レアものも存在する。中国各地で見られる、壁がない状態のいわゆる“ニーハオトイレ”は以前よりも激減しているはずだが、田舎の観光地には壁どころか天井すらないトイレがあり、絶句させられた。
江蘇省常州市のテーマパークの『嬉戯谷』には小便器の前の壁に美少女萌えキャラが描かれたトイレがあり、女子トイレの状況がどうなっているのか気になって仕方がない。イケメンキャラが描かれていると予想しているが、男性の筆者はこの目で確認できなかった。
中国でここまで日本産コンテンツが浸透していることに驚きだが、今後の日中関係次第では排斥されるかもしれない。機会があれば早めに行くことをおすすめする。
せきがみ・たけし 1977年生まれ。愛知大学経営学部経営学科卒業。日本や中国のB級スポットや珍スポットを紹介する旅行ブログ・『軟体レポート』の管理人。日本中に衝撃を与えた『中国遊園地大図鑑』シリーズで知られる。近著に『中国抗日博物館大図鑑』(すべてパブリブ)も