「恋愛自由になったら今のAKBはなくなってしまう」
この“アイドル=恋愛禁止”のルールを揺るがすような爆弾発言に、
《ルールを守らず筋道を通してないメンバーをキャプテンが擁護する行為はちょっとおかしいのでは?》
《考え直す時代ですか…。“恋愛は自由にするけれど、ファンの人達は変わらずお金を出してね”が通用すると思う?恋愛をしたければ、卒業すればいいと思うけど》
《ルールを考え直すとかそういう問題では無いと思う。僕としては彼氏がいるアイドルとは、一切関わりたくないな》
とネットでの議論はさらに過熱。向井地は急いで補足文を載せ、火消しに回った。
《私のツイートが言葉足らずで誤解を生んでしまっているので補足させてください。 改めて運営に確認を取ったところ『AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚をもって活動することで成り立っている』とのことでした。
ですが世間ではAKB48=恋愛禁止という認識が強いため、まずはそのギャップを正した上で、今後そのルールをどうしていくか考えるべきだと伝えたかったのですが、恋愛を解禁すると受け取られるような発言をしてしまい、申し訳ございません》
と、ここでもAKBに恋愛禁止のルールはないと発言し、“炎”の勢いは一向に収まらず……。
しかし、向井地を擁護する意見も散見された。
《いろんな意見があるし、どれが絶対正しいとかはないけど、恋愛自由になったら今のAKBはなくなってしまうと個人的には思います。難しい問題だけど、ひとりで背負い込まないでね》
《いつも辛いコメントを出してくれて、逃げないあなたは本当に強い。決してひとりでどうにかしようと何もかも背負いすぎないように、いつでも周りを頼ってね》
《アイドル=恋愛禁止ってルールも今の時代の流れにあってないのかもしれないね。アイドルだって人間だし、いろんな考え方があると思う。新しい流れができますように》
彼女の普段からの真面目な振る舞いが功を奏し、投稿の真意が多くのファンの心に届いたようだ。
アイドルとはいえ、華の20代。青春時代を恋愛禁止のまま過ごさせるのは酷なことなのかもしれない。今回の騒動がAKBの恋愛解禁の一歩となるのか……。
ファンの信頼を得られなければ最悪業界から引退を余儀なくされるという、厳しい世界にいるアイドルたち。ダイバーシティが求められる現代において、彼女らの在り方も新たなステージに向かう必要があるのかもしれない。