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秋篠宮邸(東京・赤坂御用地)が改修工事を終えて一部が公開された。公開されたのは賓客を接遇する応接室はじめ大広間、食堂などの公室部分。
応接室は第一、第二、第三の大小3つ。いちばん広い第一応接室はパーティションで仕切ることができる。隣接する大食堂は改修前に秋篠宮さまの会見に使われた。秋篠宮邸は、1972年に完成した旧秩父宮邸を改修して'97年から使われており、2000年に増築された。
総工費は30億円
「秋篠宮さまがお代替わりで皇嗣になられて待遇が皇太子と同等に拡充される一方、ご夫妻の公務も大幅に増えました。そのための職員の人数を増やす必要があり手狭になったことや、建物が老朽化していたことなどから改修することになりました」(宮内庁関係者、以下同)
工事期間は'20年3月14日~今年9月30日。コロナ禍もあり予定より半年遅れた。建物は鉄筋コンクリート造り、地上2階、地下1階。延べ面積は、改修前の約2倍2972・63平方メートル。私室、公室および事務部分から構成されている。
総工費は、約30億2000万円。主な内訳は建物が約26億円、外観および庭園が約4億2000万円になる。