普段、何げなく行っていることが実は血管や心臓に負担をかけているかもしれない。当てはまる生活習慣はすぐに見直して血管死の予防を。

悪習慣1 ストレス解消は食後のスイーツ

 糖質が多く含まれている甘いお菓子をとると血糖値が乱高下して血管に負担をかけてしまう。また、糖質のとりすぎは肥満につながり血圧が高くなって血管にダメージを与えることに。おやつはナッツなど血糖値が上がりにくいものを。

悪習慣2 朝晩、必ずみそ汁を飲む

 発酵食品であるみそを使ったみそ汁にはさまざまな健康効果があるものの、塩分過多は高血圧の原因に。朝晩、必ずみそ汁を飲む場合は、だしをきかせて薄味に。野菜や海藻類をたっぷり入れて摂取する汁の量を少なくするのも一案です。

悪習慣3 お肉や魚をあまり食べなくなった

 肉や魚に含まれているタンパク質は血管や筋肉を作るための材料で、食事からとる量が少なくなると血管が弱くなってしまうおそれがある。また筋肉量が減ると身体能力が低下して将来、寝たきり状態になるおそれも。タンパク質は積極的に摂取したい。

悪習慣4 トイレが近くなったので水分を控えている

 暖房によって知らず知らずのうちに汗をかいている冬は、夏と同様に脱水症状が起きることもある。脱水によって血管の中を流れる血液量が少なくなると、血圧が乱高下しやすくなる。冬場でも起床後から夕食時までの間に食事以外で500mlの水分摂取を意識して。

悪習慣5 シチューやカレー、とろみのある中華をよく食べる

 シチューやカレーのルウ、中華のあんには糖質が多く含まれている。カレーやあんかけ焼きそば、中華丼など主食との相性もいいため糖質の摂取量が多くなりがち。こうしたメニューが続かないように注意を。

悪習慣6 朝食の定番メニューはトーストと野菜サラダとコーヒー

 一見ヘルシーなメニューだが、タンパク質の要素がほぼゼロ。血管はタンパク質から作られており、丈夫な血管を保つためにも欠かせない栄養素。必要量は体重1kgあたり0.8~1.0gで、体重50kgなら50gが目安。肉、魚、卵、大豆食品のいずれかを毎食とりたい。

悪習慣7 野菜不足を補うため市販の野菜ジュースを飲むようにしている

 市販の野菜ジュースには味をよくするために果物の果汁を多く使っている商品もあり、コップ1杯で角砂糖約4.5~9個分相当の糖質が含まれているものも。野菜ジュースをとりたい場合は、ジューサーやミキサーなどで自作しよう。

悪習慣8 健康を気にしてサラダにはノンオイルドレッシングを使う

 ヘルシーな印象があるノンオイルドレッシングだが、例えばノンオイルの和風ドレッシングは油を使う代わりに果糖やブドウ糖でコクを補っている。健康に配慮しているつもりで実は知らぬ間に糖質をとりすぎていることも。

悪習慣9 美容のためにおやつはドライフルーツに

 栄養分が凝縮されているドライフルーツは生の果物に比べて多くの栄養素が数倍に増えはするが糖質量も多い。例えば100g当たりの糖質量はマンゴーが78.5g、レーズンが76.2g、いちじくが64.3g。食べすぎると確実に糖質過多に。

悪習慣10 イソフラボン摂取のため調製豆乳をよく飲む

 無調整豆乳は比較的糖質が少なめだが、調製豆乳は砂糖が多く含まれている。砂糖は糖そのものであり、多くとれば血糖値の乱高下の原因に。イソフラボンは無調整豆乳や納豆、豆腐、きな粉などで糖質に配慮しながら摂取したい。