解説の枠に本田圭佑の名前が

 しかし、ABEMAそしてテレ朝はそんな2人を今回、切った。

「それだけ本田さんの解説が良すぎたということですね。また中山さん、そして松木さんのような“ただ盛り上げるだけ”のような解説はいらないというサッカーファンも多い。サッカーを見る人の目が肥えてきたということでもあると思います。本田さんは“おもしろいだけ”ではないですからね。自身の経験を踏まえて戦術等の解説、選手目線のプレーの解説をしています。“ちゃんとしたところ”もないと、視聴者は喜ばないということです。

 中山さん、中田さんはクロアチア戦の翌日の『モロッコ対スペイン』戦の解説に回りましたね。“全試合配信”のABEMAだからできることでしょう」(前出・サッカーライター)

 前出の芸能プロ関係者も、

「テレビだったらこんな急な解説者変更は難しい。いろいろなしがらみがあったり、“前例がない”などで、こういった思い切った決断ができる人はテレビ局には少ない。できたとしても、予定していた解説者に本田さんを“プラスする”という形だったでしょう。そうなると解説者が多すぎて、おもしろいものにはなっていなかったと思いますね

 クロアチア戦の解説者変更についてABEMA広報に問い合わせると、以下の回答があった。

「今回だけではなく、キャストの方の情報はあくまで予定となっており、適宜変更になる可能性がございます。変更になった際には番組表を事前にアナウンスすることなく変更しております」

 効果的な“選手交代”を行ったのは、森保監督だけではなかった……ということか。