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来年3月に番組が終了すると発表された『スッキリ』(日本テレビ系)。17年間の歴史に幕を下ろす、そのことをスクープしたのは『週刊女性PRIME』だった。今振り返りたいその舞台裏とは──。
(以下は2022年11月9日に配信した記事の再掲載です。年齢は掲載当時のまま)
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約17年続いた日本テレビ“朝の顔”が、終幕のときを迎えることが決まった。
「2006年4月から放送されている情報バラエティー番組『スッキリ』が、来年の2023年3月に終了すると正式に決定したようです。すでに後任番組の出演者を調整していて、近日中に日本テレビから公式な発表があるといいます」(日本テレビ関係者)
『スッキリ』は、これまで何度も“打ち切り”が囁かれてきた背景がある。
たびたびBPOの審理にかけられて
「視聴率では、同時間帯トップのテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』にかなり差をつけられている状態。加えて、昨年3月にはアイヌ民族を描くドキュメンタリーを紹介したお笑い芸人の発言が問題となり、放送直後から批判が殺到。同年7月に放送倫理・番組向上機構(BPO)から“明らかな差別表現を含んだもの”として“放送倫理違反”が指摘され、当時も番組終了が噂されました」(制作会社関係者、以下同)
差別表現とは、どのようなものだったのか。
「芸人が謎かけとして“アイヌ”を“あ、犬”と、動物扱いするような表現をしたんです。BPOの指摘から1か月後の昨年8月には、番組内でなぜ問題が起こったのか検証を行い、MCの加藤浩次さんらが謝罪。ただ、そもそも問題となった発言は事前に収録されたものだったので、検証によって制作陣のチェック体制の甘さが露呈しました」
さらに、今年6月にはこんな事件も。
「《独自 愛犬急死“押さえつけシャンプー”ペットサロン従業員ら証言》という字幕を表示し、とあるペットサロンで起きた犬の虐待致死疑惑を取り上げました。この内容に対し、該当するペットサロンの経営者が“事実に反する放送”と主張し、名誉を侵害されたとBPOに申し立て。日本テレビは“事前に十分な取材を行っている”と反論したそうですが、この問題もBPOの審理にかけられる事態となりました」
放送内容がたびたび問題視されてきた『スッキリ』だが、終了決定にはMCが起こした“あの騒動”も関係しているという。