「'20年4月の入学以来、感染対策の観点からオンライン授業を続けてこられましたが、
'22年12月には3日間、キャンパスへ通学されました。3年次に修了する講義の対面授業や試験、卒業論文の説明を受けられたそうです」(前出・皇室担当記者)

 同級生が就職活動の時期を迎える中、愛子さまもご自身の将来について思い悩まれていることは想像に難くない。ある宮内庁関係者は、大学卒業後の進路について、こう明かす。

佳子さまが落胆される理由

ご卒業後は、大学院へ進学し、学問の道をさらに究めていかれる線が濃厚だといわれています。大学院を卒業したら、数年単位での留学を視野に入れていらっしゃるとか。
'22年の『歌会始』でイギリスに関するお歌を詠まれたとおり、かねて愛子さまの海外への関心は高い。かつてイギリスのオックスフォード大学で学ばれた陛下と雅子さまのように、“若いうちに海外留学したい”とお考えになるのは自然なことだと思います」

 '23年4月に大学4年生に進級し、ストレートで卒業・進学される場合、大学院の卒業は'26年3月予定。それから1年以上留学するとしたら、少なくとも'27年までは学業に専念されることになる。

'22年12月に28歳の誕生日を迎えられた佳子さまは、公務に邁進中
'22年12月に28歳の誕生日を迎えられた佳子さまは、公務に邁進中
【写真】扇子を持ちながらキレキレのダンスを披露する愛子さま

愛子さまが本格的に公務をこなされる日が先延ばしになれば、その“しわ寄せ”は従姉妹の佳子さまにいくことになるでしょう」(宮内庁OB)

 現在、未婚の女性皇族はわずか5人。佳子さまは、'22年に計7回、地方訪問するなど精力的に活動されている。

佳子さまは、愛子さまの夢を応援したい反面、当分はご自身が“公務の担い手”として第一線を走り続けなければならないという現実を重く受け止めておられるのでは。 '22年12月には28歳を迎え、ライフステージについて改めてお考えになるタイミングです。愛子さまが留学から戻られるまで佳子さまは今の生活を続けられるとなると、恋愛や結婚の機会を逃しかねず、落胆されるのも無理はありません」(同・宮内庁OB)

 それぞれの“夢”を叶えるべく、プリンセスたちの葛藤は続く─。