1月12日、JR西千葉駅構内の女子トイレで女子高生を盗撮をしたとして、建造物侵入と県迷惑行為防止条例違反の疑いで、日本共産党員の大西航容疑者が逮捕された。
事件が発覚したのは2022年11月、JR千葉駅で別の女性を盗撮していたとして通報され、大西容疑者のスマホを確認したところ、10月に犯行に及んだトイレ盗撮の動画を発見。調べに対して「盗撮したことに間違いありません」と容疑を認めている。
同党の小倉忠平県委員長は容疑者逮捕を受けて、「県党組織の役員として絶対にあってはならない行為」として謝罪。処遇については「厳しく対処する」とのコメントを発表した。
今回の逮捕劇に「党にとってダメージは大きい」とは全国紙政治部記者。というのもーー、
「共産党はかねてより、選挙において女性への暴力撲滅や被害者への支援強化などを訴え続けています。またSNSでも各議員、党員が“#痴漢ゼロ”のハッシュタグをつけては各種運動を展開し、女性の味方をアピールしてきたわけです。
大西容疑者も倣って痴漢ゼロを主張していたわけですが、実は味方を装った“女性の敵”だった。しかも確か、彼には奥さんと娘さんもいたはずですが……」
《猪瀬氏の痴漢行為はもちろんのこと、「これから気をつけるって言ってるからOK」という維新の認識が信じられない。》
2022年6月、大西容疑者は自身のツイッターに上記の投稿をしていた。当時は参議院議員選挙候補者による選挙運動が行われていた最中で、日本維新の会から出馬予定だった、現参院議員・猪瀬直樹氏を糾弾する内容を綴ったのだ。
この時、同じく維新の会から出馬表明していた女性候補者の胸元に手を置くような仕草をしたことで、“セクハラ”まがいの行為と批判を浴びた猪瀬氏。同氏と維新の会は弁明したのだが、大西容疑者はニュースを引用して追求したのだった。
インスタには娘をあやすパパの顔
他にも2021年10月には、共産党の政策を掲げつつ《痴漢ゼロの実現へ》として、《政治がこの問題を真剣に取り上げること自体が、痴漢や性犯罪を許さない社会的意識の一歩になるはず。》と“正義”を振るっていた大西容疑者。
その一方で、最近の投稿はないものの、インスタグラムでは愛妻家として振る舞う、娘をあやす良き父親としての顔ものぞかせていたのだが、そこには隠された裏の顔が潜んでいたのだろうか。
1月9日には、同胞の共産党・吉田あやか氏が《Colaboに連帯すます。》との表明をしたばかり。『一般社団法人Colabo』とは、中高生世代を中心とする10代女性の自立支援などを行う、かねてより同党が“応援”してきた団体。
大西容疑者もまた《#colaboに連帯します》がついた投稿をリツイートしていたのだが、大きくなった娘に顔見せできるのだろうか。