「'17年2月、コトー先生のモデルである瀬戸上医師が、地域に密着して人々の健康を支える医師の功績をたたえる『赤ひげ大賞』を受賞しました。都内のホテルで行われた表彰式に、当時皇太子だった陛下が臨席されていたのです」(式典関係者、以下同)
式典で「たゆみない努力と取り組みに、心から敬意を表します」と、おことばを述べられた陛下は、終了後に“お忍び”でとある場所へ……。
愛子さまは「これから見ます」
「瀬戸上先生の受賞を祝う2次会として、同じホテルの1室で一部の関係者が集まっていたところ、“アポなし”で陛下がお見えになったといいます。瀬戸上先生も知らされていなかったようで、完全なるサプライズでした」
周囲への影響を考慮されたのか、SPは2人のみと最小限にとどめられていたという。
「陛下は、その場の関係者に“Dr.コトーのファンなんです”とお声がけされたとか。当日は『赤ひげ大賞』を受賞した5人の医師と歓談される時間もありましたが、改めて瀬戸上先生を労いたいというお気持ちが強かったのでは」
“コトー愛”の強さがうかがえるエピソードから5年後、新作映画のチャリティー上映会に出席した瀬戸上医師は、陛下と再会することができた。
「瀬戸上先生は、陛下から“あのとき、お会いしましたね”と声をかけられたことに感激しつつ、ご一家が離島や僻地の医療に関心を持ってくださっていることに感謝を示していました」(前出・フジテレビ関係者、以下同)
関係者をさらに和ませたのが、陛下と愛子さまの秘話だ。
「ドラマ放送当時、愛子さまはまだ幼かったこともあり、当然リアルタイムではご覧になっていません。陛下は“娘にも見るように伝えた”とのことでしたが、愛子さまは“まだ1話しか見ていないので、これから見ます”と。皇室の方々の私生活はベールに包まれていますが、娘と父親のリアルなご関係性がうかがえて、ほっこりとした気分になりました」
コトー先生が、父娘の絆をいっそう深めてくれるだろう。