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ー YouTubeチャンネル『令和の虎』で語った裏事情
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ー 調達資金に不可解な経費と未だ不動のビジネス

 

 YouTuber兼飲食店オーナーの宮迫博之が、1500万円もの資金調達を達成した。

YouTubeチャンネル『令和の虎』で語った裏事情

 2000年代初頭に放送され人気番組となった『マネーの虎』(日本テレビ系)。同番組の出演者であった“虎”である社長が運営するYouTubeチャンネル『令和の虎』は、『マネーの虎』と同様のフォーマットのYouTube番組だが、それに志願者として宮迫が出演。そして多額の現金を掴み取った。

「宮迫さんは自身が司会となり、“誰にでも伝わるワイドショー”をYouTubeで配信したいとし、その資金を募りました。宮迫さんは過去にフジテレビの『バイキング』への出演を自ら降板したという“裏事情”を告白。その理由を、本番以外で言っていることと、本番で話していることの差が嫌だったからと話しました。YouTubeでは違った形のワイドショーができるのではという理由でこの企画を始めたいそうです」(テレビ誌ライター)

 ワイドショーの出演者は、取り上げられるさまざまなニュースについてコメントしなくてはならない。それは世間やコンプライアンス、スポンサーなどの事情により、ときに“自身が本当に思っていること”とは違うことを言わなければならない場合もある。それをしたくない、YouTubeであれば本心が言えるから、ということだそうだ。

「たとえば不倫報道について、“擁護してる人もいるのに、盛り上がるように悪い意見ばかり使ってる気がする”と感じていたそうで、YouTubeでは“生配信”にして商店街などで“一般人”の声を聞き、取り上げたいようです。また、ニュース番組等で使われる難しい単語やわかりづらい横文字は使わず解説する、誰にでもわかる内容にしたいとも語っていました」(同・テレビ誌ライター)

 結果、宮迫は出演者の社長すべてから出資される形で1500万円を掴み取った。

「宮迫さんはワイドショーYouTubeで、“1本あたり再生回数10万回、同時接続者数1万人”の目標を掲げていました。しかし、そもそもの宮迫さんのYouTubeチャンネルはスタート直後こそ100万回を超える再生数の動画も多かったですが、最近は10万回に満たない再生数の動画も目立ってきています。135万人というかなり多い登録者数にもかかわらずこの数字なのは、登録者に飽きられている証拠といえます。番組の内容にもよりますが、この目標値は難しい設定でしょう。

 そのうえ自身のチャンネルの登録者層が現状30代以上の男性であるなかで、生配信をする時間は午前10時から11時半を想定しており、登録者層に見合っていない。30代以上の男性の多くは仕事中でしょう。新規の視聴者層を開拓したい気持ちはわかりますが……。そもそも“商店街にいる一般人”が、生でどれだけ面白いコメントをしてくれるのかも未知数ですね」(テレビ局関係者)