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ー 稲葉ママがインスタでライブ配信

 

 1月23日、B 'z が公式サイトで移動時の追っかけ行為や自宅への押しかけ行為など、ファンマナーについての注意を呼びかけた。

「今年は結成35周年のメモリアルイヤーとあり、2人は6月からアリーナツアーを控えています。B 'z は10年以上前から同様の注意喚起を行っていたものの、ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大により行動制限があったため、迷惑行為も減っていたのでしょう。しかし少しずつ解除されているとあり、改めてアナウンスしたのでは」(音楽誌ライター)

 迷惑行為を繰り返すファンがいる一方、公認の“聖地”ではB 'z ファンの評判は悪くないという。

稲葉浩志さんの出身地である岡山県津山市では、稲葉さんゆかりの地を紹介したMAPを市が配布したりホームページ上で公開しています。津山駅には巨大なB 'z の看板が設置されているほか、出身高校などが紹介されていて、全国からファンが殺到。全国区の観光名所があるとは言いがたい津山市に経済効果をもたらしているため、市民はファンの訪問を歓迎しています」(地元の飲食店店主)

 ファンの訪問は、稲葉ファミリーも歓迎していて……。

「通称“稲葉ママ”こと稲葉さんの母親が経営する化粧品店には、プライベート写真やサインのほか、貴重なグッズなどが所狭しと展示されています。見学は30分までという注意書きはあるものの、商品を購入しない見学だけのファンにも、快く記念撮影に応じるなど神接客をしてくれます。女性店員さんが写真を撮ってくれるのですが、その際の掛け声が“はい、B'z!”なんです(笑)」(B'z ファンの女性)

稲葉ママがインスタでライブ配信

 岡山駅からでも列車で1時間半ほどかかる立地とあり、気軽に訪問できないファン向けの取り組みも開始。

B'z稲葉浩志の実家化粧品店では商品に特製シールが貼られているほか、紙袋などオリジナルグッズも
B'z稲葉浩志の実家化粧品店では商品に特製シールが貼られているほか、紙袋などオリジナルグッズも

「インスタグラムや公式LINEを開設して情報を発信しています。インスタグラムで月に3回ほどのペースで行っているライブ配信が人気で、地方の小さな店としては異例の3・6万人のフォロワーがいるほど。キャンペーン期間中に一定の金額の商品を購入すると、店頭だけでなく通販でもオリジナルグッズをプレゼントしてくれるのが、遠方のファンにはありがたいですね」(同・女性ファン

 店で扱っている商品には稲葉と稲葉ママのイラストシールが貼られているほか、“178 INABA”とデザインされた紙袋、正月にはオリジナルのどら焼き、缶バッジなどがプレゼントされた。

「店内に展示されているグッズは撮影OKですが、SNSなどネットで公開するのは禁止されています。津山に聖地巡礼で訪れる“ガチ勢”はきちんとルールを守っているようで、ネット上で店内の写真を見たことはないですね」(前出・音楽誌ライター)

 日本の音楽シーンを牽引してきたパワーの源は、応援する母の存在が大きいのかも!