X JAPANのYOSHIKI、L'Arc~en~CielのHYDE、LUNA SEAのSUGIZO、ギタリストのMIYAVIが結成したバンド『THE LAST ROCKSTARS』が1月26日から30日にかけて、デビューライブを開催し、話題を集めた。
「日本のロック界のカリスマ4人が集まったとあり、結成1か月でNHK紅白歌合戦に特別企画枠で出演。デビューライブは音楽メディアだけでなく各スポーツ紙も大々的に取り上げていました」(スポーツ紙記者)
最大で1万5000人が収容できる東京・有明アリーナを中心に、全4公演行われたライブのチケットは即日完売。本来は予定のなかったステージが見づらい“見切れ席”まで販売されたものの、当日はなぜか空席がチラホラ……。いったいどういうことなのか。
「チケットの争奪戦になることを見込んで、同行する友人の名義でも応募したファンが多かったのですが、予想より申し込む人が少なかったようで、“重複当選”する人が続出したんです」(ネットニュース編集者)
SNSではチケットを定価や定価以下で譲るファンが多数現れる事態に。
「熱心なファンの多くはすでにチケットを入手していますからね。SS席は2万5000円、いちばん安いA席でも1万2000円だったためライトファンには高額と感じられたようで、取引が成立せずにライブ当日を迎えた人も少なくなかったようです」(同・ネットニュース編集者)
好評につき発売された見切れ席も、ライブ前日までプレイガイドで購入できる状態だったこともあり、“完売しているのに空席がある”という状況になってしまったようだ。
期待値の分、ガッカリ感は否めない
「バンドの公式YouTubeの登録者数は約5万人と、知名度のわりには伸び悩んでいる状況です。4人はロック界のレジェンドではあるものの、音楽活動をコンスタントに続けていたわけではないため、全盛期を知らない若い世代からの注目度はそれほど高くない。熱心に活動をチェックしているのは中高年のファンのみ……ということも、苦戦している理由でしょう」(音楽誌ライター)
芸能リポーターの川内天子さんも、紅白でのパフォーマンスを見た感想をこう明かす。
「こんなにすごいメンバーが集まってどんなことをしてくれるんだろうと期待値が上がっていたぶん、ガッカリした感は否めませんでしたね。4人が集まってやる意義が感じられませんでした」
ライブではX JAPANなど、それぞれのバンド曲のカバーも披露されたが、
「実際にステージを見れば盛り上がるんでしょうが、現状の活動を見る限りは4人が集まった相乗効果が感じられず、ただ集まっただけに見えてしまいます」(川内さん)
現地時間の2月10日にはロサンゼルスでのライブも控えているが、満席で迎えることはできるのだろうか─。