「プライベートの家族旅行ならいざ知らず、優勝旅行という、いわば球団関係者のみが知り得る“内部情報”をYouTubeで、しかも選手本人ではなく妻が公開するとは(笑)。動画には、球界を代表する“村神様”こと村上宗隆選手とも積極的に絡みに行く様子、塩見泰隆選手とモデル妻の新川永紗ら、他選手や家族も登場させるサービスっぷり。

 普段は見られない選手の素顔や夫婦関係、はたまた優勝旅行の“グレード”も見られたことでファンは喜ぶと思いますが、よく球団が動画公開を許したものだなと」(同・マネージャー)

 この旅行の様子は板野のインスタでも公開されており、ハワイの海で撮った大胆な水着ショットや、村上選手とも仲良さげにする写真も見受けられる。プロ野球選手の妻としての生活を満喫する、キラキラSNSといった様相だ。

“戦犯”扱いされたら妻も矢面に

 しかしながら、情報番組のスポーツ担当ディレクターは、「“落とし穴”が待ち受けているかも……」とスポーツ選手の妻の“負”の面も明かす。

 村上選手と共に日の丸を背負ってWBCに参加する高橋投手。貴重なサウスポーともあって、先発以外にも中継ぎとして起用されることも予想される。

「仮に1点を争うような勝敗を左右する場面で起用され、敗戦につながるような失点を許せば一転してバッシングされる恐れもある。これまでもWBCやオリンピック等の世界大会では、大事なところでエラーやミスをした選手が“戦犯”扱いされて批判され、シーズンにも引きずってしまった例もあります。

 中には野球に興味もなく、ただ誹謗中傷まがいの言葉を投げかけたいだけのネットユーザーもいますし、その矛先は時に家族に及ぶこともあります」(前出・ディレクター、以下同)

 おそらくは本大会でも現地に応援に出向き、高橋選手が登板の際にはテレビカメラに抜かれるであろう板野。抑えれば“ヒーローの妻”として、打たれたら周囲から夫と同様に“戦犯”扱いされる可能性もあるということか。

「シーズン中も然りで、好調の時はファンやメディアから“アゲ妻”と持ち上げられますが、1度不調に陥れば“サゲ妻”などと叩かれるのもプロ野球選手の妻。ましてや芸能人妻なら尚更のこと。

 プロ野球界もファンサービスや営業の一環としてSNSやYouTubeを利用し、選手本人による発信も容認する球団が増えています。ですが、度が過ぎた幸せアピールや自慢は時に妬みや僻みを招き、ちょっとした失投で大炎上につながるのかもしれません」

 華やかだけではない、食うか食われるかの厳しい勝負の世界で生きていることは重々承知しているだろうが。