本人が希望する復活とファンが望む復活はイコールではない
ランキング外では、森且行さんやマリウス葉さんも名を連ねているが、単独で芸能界へ返り咲くより、グループとして復活したほうが、たしかに話題性は違うはず。
さらに、10位には滝沢秀明もランクイン。元ジャニーズ勢、強し。
「コンサートの演出などしてほしい」(56歳女性)
「ジャニーイズムを引き継いだタッキーが、新しいジャニーズを立ち上げてほしい」(59歳女性)
昨今は、ジャニーズ事務所からの退所が増えていることもあり、タッキープロデュースの元ジャニーズが一堂に会するイベントがあったら大盛況になりそう。
「長瀬さんもそうですが、表舞台から去った後も、昨今はSNSで姿や情報を追うことができる。そのため、表舞台から退いたもののどこか身近に感じられるのが特徴的」
と渡邉さんが説明するように、長瀬はインスタグラムで、滝沢はツイッターで、“その後”を知ることができる。逆に言えば、秘匿性が高い人ほど幻想は高まる。
「山口百恵さん、中森明菜さん、安室奈美恵さん、ちあきなおみさん、島田紳助さん……こうした人たちに票数が集まるのは、“情報がない”からこそ。現在の姿への好奇心もあって、『見たい』という気持ちが強くなる」(渡邉さん)
そういう意味では、8位の堀北真希さんは情報が伝わってこないだけに、このまま復活しなければ、“第二の山口百恵”になるかも……。
一昔前は、山口百恵さんがステージ上にそっとマイクを置いて去ったように、ザ・引退といった演出や会見が多かったが、今の時代はそこまで劇的ではない。
13位にランクインした氷川きよしは、無期限活動休止を発表する一方で、「また喜んでくださるなら」と復活の可能性をファンの前で匂わせている。
「こうしたランキングは、必ず山口百恵さんや中森明菜さんがランクインする。“〇〇待望論”は、流行り病のようなもので、定期的に持ち上がるもの(笑)。
また、本人が希望する復活と、ファンが望む復活は必ずしもイコールではない。理想はお互いがwin-winになるような復活。もし本当に復活するなら、そういう復活になってほしいですね」(渡邉さん)
はたしてこのランキングの中から、本当に復活する人は現れるのか!? 願わくば、ファンが歓喜するような復活劇を期待したいもの!