新型コロナ後遺症の改善が期待されるムードフード

 榊原先生の病院にも「ムードフード」コーナーが!

榊原先生の病院にも「ムードフード」コーナーが!
榊原先生の病院にも「ムードフード」コーナーが!
【写真】スーパーやコンビニにもあるムードフードでストレス軽減に期待!

 新型コロナウイルス感染症の療養終了後も、頭痛や息切れが続く「新型コロナ後遺症」。東京血管外科クリニックで新型コロナ後遺症外来を担当されている榊原直樹先生は、ムードフードが改善に役立つのではないかと話す。

「新型コロナ後遺症の症状は、頭痛やめまい、手足や腰の痛み、睡眠障害など多様ですが、ほとんどが自律神経失調症の症状です。

 まだそれを一撃で治す薬はないのですが、エビデンスも蓄積されてきていますので、さまざまな方法を組み合わせ、治療しています。

 漢方薬のほか、高カカオチョコレートといった抗酸化作用を持つ食べ物を適量とることで改善が期待できます」

 カカオポリフェノールなどに含まれる、活性酸素を抑える働きが新型コロナ後遺症の改善に役立つとは驚き。

 東京血管外科クリニックでは、豆乳や紅茶、高カカオチョコレートといった「ムードフード」食品を設置している。

東京血管外科クリニック榊原直樹先生●金沢大学医学部卒業。心臓血管外科医。東京血管外科クリニックの新型コロナ後遺症外来では、主にオンライン診療を行う。
東京血管外科クリニック榊原直樹先生●金沢大学医学部卒業。心臓血管外科医。東京血管外科クリニックの新型コロナ後遺症外来では、主にオンライン診療を行う。
東京血管外科クリニック榊原直樹先生●金沢大学医学部卒業。心臓血管外科医。東京血管外科クリニックの新型コロナ後遺症外来では、主にオンライン診療を行う。
矢澤一良先生●早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門長。予防医学やヘルスフードを専門とし、ムードフードによるリラックス効果を研究している。
矢澤一良先生●早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門長。予防医学やヘルスフードを専門とし、ムードフードによるリラックス効果を研究している。
教えてくれたのは……矢澤一良先生●早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門長。予防医学やヘルスフードを専門とし、ムードフードによるリラックス効果を研究している。

(文/保田真代)