お誕生日写真に「盆栽」を選ばれた理由
雅子さまと愛子さまへの温かなお気持ちがひしひしと感じられる。そして、このお言葉にはこんなエピソードも。
「お誕生日会見でのお答えに関して、雅子さまも事前に目を通して確認されているそうです。その際に雅子さまは、ご成婚30年に際してご自身に触れられているお言葉に“重みのあるすてきなお言葉をいただいて……”とお喜びだったそうです。また愛子さまからはお父さまにお誕生日のカードではなく、お手紙を差し上げたとのことでした」(ベテランの皇室担当記者)
皇室解説者の山下晋司さんは、今回の陛下のお姿を見て、ややふっくらされたように感じたという。
「即位後、お仕事は相当増えておられるでしょう。コロナ禍もあってお好きな登山もできていませんし、皇太子時代と比べるとジョギングなどのお時間もあまり取れないのではないでしょうか。
また、浩宮時代、皇太子時代は力強くお話しをされる印象でしたが、だんだんとお話しぶりは柔らかくなってきておられる気がします。お年とともに柔らかさが増してこられて、それが天皇としての風格につながっていくのではないかと思っています」
お誕生日に際して公開されたお写真。今年は、皇居の大道庭園で育てられている“サンシュユ”という盆栽とともに。
「雅子さまは現在もご体調に波があり、大きな行事や行事が続いた後にはお疲れが残り休養が必要と、陛下もお話しになっています。かつて、'06年2月『国風盆栽展』をご覧になりました。雅子さまは“花を咲かせることもあるのですね”“実をつけることもあるのですか?”などと熱心に質問をなさっていました。その印象も深く残っていらっしゃるようで、今回おふたりで相談され盆栽を選んだそうです」(ベテランの皇室担当記者)
撮影/JMPA(齋藤周造、伊藤和幸)写真提供/宮内庁